ヤズド旧市街

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昨日「沈黙の塔」に行く途中で約40円で買って、一晩冷蔵庫で冷やしたスイカを割った。乾燥した沙漠地帯の旅にはピッタリの行動食だ。


素敵な中庭で朝食をいただき、まずは旅行会社まで旧市街の路地を歩いて行った。


今晩からのエスファハンでの宿は、第1希望の所は電話してみると満室と言われたのでまだ決まっていない。思いきって隊商宿を改装した最高級のアッバーシーホテルにしようと思ったら、こちらも2週間ずっと満室とのこと。後は特に伝統的な建物ではない普通のホテルばかりなので、観光の中心地から近いところを「歩き方」のホテルリストから選んで旅行会社に空きを確認してもらうと、どこも満室。結局5つ目のホテルでようやく決まった。こんなに苦労するとは思っていなかったが、朝一番に片付けておいて良かった。


宿が決まり一安心して、タクシーでドウラト・アーバード庭園へ。町一番の高さの風採り塔とステンドグラスの飾り窓がいい。


時間が無くてゆっくり出来なかったけど、庭園の中のチャーイハーネも良い雰囲気だった。


またタクシーでアレクサンダー大王が建造したという牢獄へ。石段を降りると天窓からの光で明るいチャーイハーネがあって、あまり牢獄という雰囲気ではなかった。


その隣にはヤズドで現存する最古の建造物「12エマームの霊廟」。11世紀のセルジューク朝時代に建てられたもの。

次の目的地まで、どちらを向いても絵になるような旧市街の静かな路地を歩いた。


次はヤズドのシンボル的なジャーメ寺院。


イラン一の高さのメナーレが天を突く。


タイルワークにうっとり。


タクシーで寺院やバザールの複合施設「アミール・チャグマーグのタキーイェ」へ。ここは大したことなかった。その近くの水博物館もさっと見ただけ。


ホテルに戻り、お気に入りの中庭で昼食。ここでは食べていると、従業員が「どこの国から来たの?」と聞きにきて、それぞれの旗を置いて行くので、「ハロー、ジャパン」「ハロー、◯◯◯」と客同士が声を掛け合ったりして楽しい。


チェックアウト時刻ピッタリの14時にホテルを出て、タクシーでバスターミナルへ。1515発のエスファハン行きバスは、希望通りのVIP仕様だった。切符を買う時に印刷された金額より請求された金額が多かったので文句を言うと、切符の方を発券しなおされたので、何か怪しくてぼられたかもと思っていたけど、VIPバスなら納得の値段だ。4時間乗って約340円でとにかく安い。


座席は快適で、飲み物やお菓子のサービスもあったけど、エアコンがあまり効いてなくて暑かったのは残念。車窓はほとんど乾燥した大地。


バスはちょっと遅れて暗くなったエスファハンに到着。白タクの客引きがたくさん寄ってきたけど、正規のタクシーを探してホテルへ。夕食は2軒隣のレストランで。


食後、今回の旅行で一番行きたかった場所、エマーム広場まで歩いて行った。ところが、どうも最悪の場所から広場に入ったようで、車の往来は激しいしうるさいしで、第一印象はがっかり。広場を南に向かって少し歩くと、車も無くなり馬車が走り、噴水もあって、イメージ通りの広場になってきた。

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