シリア家族旅行08: 英国王がまねした堅牢なクラック・デ・シュバリエ城

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快適なバンで田舎道を通ってお城に向かう

暑くて蚊がいたけど、7時の目覚ましが鳴った時にはぐっすり寝ていました。7時半に隣の部屋の妻と娘を起こしに行ったら、同じくよく眠ってました。

8時にいつもと同じようなヨーグルト、アプリコットジャム、オリーブ、ゆで卵、紅茶、ピタパンの朝食。

9時半に昨日手配しておいた車で出発。3列シートの大きなバンで、後ろの席もエアコンが効いて快適です。ドライバーは、前の人より控えめだけど、きちんとカメラストップや説明をしてくれて理想的です。

これまでのような砂漠ではなく、周りは穀倉地帯で、綿花や小麦畑を抜けて行きます。

途中でミスヤフ城に立ち寄り、中をあちこち歩き回りました。風がとても強いです。

歩いていると、男の子からは、よく「ハロー」と言われますが、珍しく女の子2人がハローと言ってきました。

そこからクラック・デ・シュバリエ城への道は田舎道で、いいドライブでした。キリスト教徒が多いのか、西洋的な格好の女性をよく見かけます。

魅力的なクラック・デ・シュバリエ城を歩き尽くす

城が遠くに見えてから、段々近づいてくる度に写真を撮りました。

最後は裏に回って、ベストアングルで城の写真を撮ったところで到着です。

このクラック・デ・シュバリエ城は、12世紀に聖ヨハネ騎士団が要塞化したものですが、なかなか魅力的で・・・

  • エルサレムを落としたサラディーンはこの城も攻めたけど、堅牢なため1日で諦めました。
  • 十字軍に参加してこの城を見たイングランド王エドワード1世は、同様の城をイングランドやウェールズに多く築きました。
  • アラビアのロレンスが「世界で最も素晴らしい城」と述べました。
  • ジブリ映画「天空の城ラピュタ」のモデルとも言われています。

中に入ってまず外壁を歩き、中のモスクを歩いて、タワーに登り、満足ゆくまでじっくり見ました。

さすがに高度があるせいか、風が涼しく、それほど暑い思いをせずに見学できました。内部の通路の天井に並ぶ明かりとりの穴から漏れる光が印象的でした。

道路をはさんで反対側の下のレストランで食事。久々にジュースを買って飲みましたが、ミルクと思って2つも頼んだのはヤギ乳のヨーグルトでした。

ホテルに戻り「食っちゃ寝」する

帰りは、レバノンの国境のすぐそばを走って、15時過ぎにはホテルに戻り、私と息子はエアコン付きトリプルの快適な部屋に移りました。(妻と娘は暑くても寝る時はエアコンを嫌がります。)

16時半頃、一度買い物に出かけ、スークを見つけて端から端まで歩きましたが、イスラムの休日の金曜日なので、店は2〜3軒しか開いていません。ここでも、男の子たちから「ハロー」と声をかけられました。

買ってきた甘いお菓子を食べて昼寝した後、20時になって、昨日見た「4つの水車」の所にあるレストランにタクシーで行きました。スープもメニューもなく、コウモリが飛んでいて、虫も少しいたけど、オススメ料理の味は美味しかったです。

歩いてホテルに戻る途中、公園を通ると子供連れの家族がたくさんピクニックしていました。

ハマのは美味しいと聞いていたアイスクリームを食べると、味はまあ普通に美味しかったけど、もちーっと粘っこいのが特徴的でした。

その後、フルーツ屋で娘はストロベリー、息子はオレンジ、妻はマンゴー、私はグァバのジュースを飲みました。グァバもトロッと甘くてマンゴー風でした。今度はあっさりとしたオレンジがいいと思いました。

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