シリア家族旅行03: 最古の都市「ダマスカス」市街観光

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初めてのアラブ風の朝食を時間をかけて美味しくいただく

シリア最初の夜は、よく眠れて、6時半に目が覚めました。ホテルの部屋の窓からの風景です。(娘が自分の旅日記に描いていたスケッチより)

初めて食べるアラブ風の朝食は、塩っぽいチーズ、ヨーグルト、プラムジャム、オリーブ、特大ピタパン1人1枚、ゆで卵、ティーで、おかわり自由でした。

写真ではとてもそうは見えないですが、なかなか美味しくて、1時間もかけて食べました。

ダマスカスの旧市街を端から端まで歩く

数千年の歴史のあるダマスカスの魅力は旧市街にあります。旧市街の入り口の城塞は、ホテルから歩いてすぐです。

旧市街の中でも一番にぎやかなのが、「ここで探して見つからないものはない」と言われるスーク・ハミディーエですが、昨晩歩いた時の方がにぎやかでした。アーケードの天井に開いた穴から光が漏れてくるのが、夜空の星のようです。

スークを突き当たりまで歩くと「ウマイヤド・モスク」です。ここは、メッカ、メディナ、エルサレムに次ぐイスラム教の第4の聖地とのことです。

10時に開くのにあわせて、まず、サラディーン廟を見ました。十字軍から領土を奪い返したアラブの英雄が眠るところです。

ウマイヤド・モスクの中には、靴を脱いで預けて入るようになっていました。広大な中庭の床は、つるつるぴかぴかで、ゴミひとつ落ちていません。

建物の中に入ると、涙を流して祈っている人もいれば、寝転がって昼寝をしている人もいます。それぞれが、それぞれの時を過ごしている様子が印象的でした。

メッカの方向を示すミフラブという窪みがあちこちにあり、そのあたりに施された幾何学模様の装飾が美しいです。

次の見どころの「アゼム宮殿」は、ただ見ただけという感じ。それだけ、ウマイヤド・モスクの印象が強烈でした。

次の「聖アナニア教会」は、「地球の歩き方」の地図が間違っていて探しました。ここでしばし休憩した後、旧市街を縦断する「真っすぐな道」を端から端まで歩きました。ここは新約聖書に出てくるそうですが、今は車も通る道でした。

暑いのでフルーツジュースで喉をうるおします。またマンゴーにしましたが、次はグレープフルーツも美味しそう。

暑い午後は新市街でのんびり過ごす

昼食は、ホテルすぐそばのチキン屋でハーフチキンとシシカバブ、野菜たくさん、ピタパン(ハンモス付き)、飲み放題の水。

食後、エミレーツ航空のオフィスで帰りの便をリコンファームしたり、旅行会社で明日乗りたいバスの乗り場を聞いて確かめたり。「地球の歩き方」に載っているツーリスト・インフォメーション、空港行きバス乗り場、長距離バスの切符売り場は、実際に行くとどれも無くなっていました。

ホテルに戻って、メロン、イチジク(安くて美味しい!)を食べて一休みした後、国立博物館を見に行きました。展示物は、アラブが半分、ローマが半分という感じで、娘は丁寧に見ていましたが、残りの3人は、ただ歩いて見ただけでした。

夜遅くまでアラブ料理・演奏・踊りを楽しむ

またホテルに戻ってシャワーを浴びた後、夕食は、ウマイヤド・モスクのそばの生バンド付きのアブー・アル・エズというレストランに行きました。

セットメニューを頼むと、ハンモスと普通のヨーグルト+ナス、辛いスパイス入り3種、サラダは普通のとパセリのとピクルス3種、ピザのようなもの、肉とほうれん草2種、揚げ物は団子風のとチーズ入りとフレンチフライ、カバーブ、シシュリク、魚、水、ヨーグルト、シャイ(お茶のこと、渋かった)、コーヒー(ジャリジャリ)でした。

22時頃から演奏が始まり、最後はトルコ風の男の人がくるくる回るダルウィーシュの踊りでした。

23時半までいて、しめて1600SP(1人約千円)。全部の店が閉まっているスークを抜けてホテルに帰りました。ダマスカスは治安はいいので、夜中に歩いても特に危険は感じませんでした。

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