この記事は約5分でお読みいただけます。
旅の計画
仕事の目処がついて旅行できることが決まったのは連休のわずか2週間前でした。
3年前にシリアのパルミラ遺跡を訪れて以来、次はペトラ遺跡を見たいと思っていたので、行き先はヨルダンに決定。
往復の航空便は既に満席でキャンセル待ちも入らない状況。翌日ダメもとで再挑戦してみると、成田発着は相変わらずですが、中部国際空港(セントレア)発着でキャンセル待ちに入れて、その数時間後、OKが出ました。
旅行の準備にかける楽しい時間がいつもより限られてしまいましたが、急いで地図やガイドブックを入手して調べた上で、旅行のテーマを次の3つにしました。
- 聖書ゆかりの地をめぐる
- ペトラ遺跡を見る
- 砂漠でキャンプする
ヨルダンの地図を眺めると、首都アンマンから紅海に面したアカバに通じる道路は、死海に沿ったデッドシー・ハイウェイ、旧約聖書時代からのメインルートであるキングス・ハイウェイ、砂漠の中に造られたデザート・ハイウェイの3本があります。
ペトラに向かうバスは整備されたデザート・ハイウェイを走るので、聖書ゆかりの地を通るキングス・ハイウェイを走れるように、旅行前半はレンタカーを借りてペトラまで行き、残りはバスを利用することにしました。
旅程(2007年)
(日毎の旅日記を連載します。公開済みの記事には、ここからリンクします。)
4/28(土):自宅→中部国際空港2245→
4/29(日):→0445ドバイ0725→0940アンマン→マダバ→ネボ山→バプティズム・サイト→死海→マダバ
4/30(月):マダバ→マカエラス遺跡→カラク城→ペトラ
5/1(火):ペトラ遺跡
5/2(水):ペトラ→ワディ・ラム(砂漠ツアー)
5/3(木):ワディ・ラム→アカバ→アンマン
5/4(金):アンマン→ジェラシュ遺跡→アンマン1715→2110ドバイ
5/5(土):ドバイ0250→1740中部国際空港→自宅
旅の総括
聖書ゆかりの地
1987年にイスラエルで聖書ゆかりの地を巡った旅が、これまでの海外旅行の中で一番印象的でした。今回は、地理的にもテーマ的にもその続編のような旅です。
私はキリスト教徒ではありません(ユダヤ教徒でもイスラム教徒でもありません)が、聖書を歴史書と捉えて、そこに出てくる場所を訪ね、聖書時代にそこで起きた(かもしれない)ことを想像するのは、本当におもしろいものです。
聖地めぐりの魅力については、私の初代ホームページの『イスラエル「聖書の地」めぐり』にも書いています。
ペトラ遺跡
シリアのパルミラ(2004年訪問)、ヨルダンのペトラ(2007年訪問)、イランのペルセポリス(2013年訪問)は、中東の3P遺跡と呼ばれていますが、その全てを見た後で振り返ってみても、ペトラが一番でした。
ペトラ遺跡までのアプローチは、まるで映画のように劇的でした。
広大な遺跡の一番奥まで、坂道をロバに乗って登ったのは、とても良い思い出です。
砂漠キャンプ
赤っぽい砂の砂漠はとても美しく、変化に富んだ景色はどこも印象的でした。
アラビアのロレンスの世界を自ら体験できました。
今回はベドウィンのテントの中で寝ましたが、次は満点の星の下で砂の上に寝ながら一夜を過ごしてみたいです。