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幹線道路にも台風19号の爪痕が…
多摩モノレールも走る立日橋を出発して今日最初の橋は、去年の台風19号で橋脚1本が沈下する被害を受けた日野橋(写真↓)です。
右の方に橋脚間の間隔が広い所がありますが、元々その間にあった台風で沈下した橋脚は取り除き、そこに新たに倍長い橋桁を架けて改修したそうです。
バスも通る幹線道路が、この橋が復旧するまで7ヶ月間も通行止めになっていました。
“たまリバー50キロ”専用道が一旦途切れる
日野橋の下流側に広がる立川公園を過ぎて、ちょっと格好いい根川貝殻坂橋(写真↓)を渡ると…
「たまリバー50キロ」の歩行者・自転車専用道は一旦途切れて、市街地の狭い車道をたどる区間がありました。
この先、「えっ、こんな所を歩いていいのかな?」と思うような、住宅脇の狭い未舗装路を抜けて行くのですが、それはそれでおもしろかったです。
甲州街道の“渡し”跡から再び専用道が始まる
700mほどで、舗装された歩行者・自転車専用道がまた始まりました。
そこは、先ほど見た日野橋が架かるまで、甲州街道の重要な「渡し」があった場所でした。
魚に優しく変身した堰
現在の甲州街道である国道20号が多摩川を渡る石田大橋のすぐ下流には、また堰がありました。農業用水を取るために造られた四谷本宿堰です。
当初は魚道がなかったのですが、「魚がのぼりやすい川づくりの推進モデル事業」の全国で最初の事業として、1993年に魚道が設置されたそうです。
その後、台風による被害を受け、2004年に“堰”は撤去され、今は正式には、四谷本宿床止と言うそうです。
馴染みの橋を裏側から見上げる
府中四谷ショッピングモールでお弁当を買って、近くの緑地でピクニックランチにした後、さらに歩を進めて、京王線の鉄橋を過ぎました。
対岸には、聖蹟桜ヶ丘の街が広がっています。
そのすぐ下流側にある関戸橋は、我が家から一番近い多摩川の橋なので、車でよく渡るのですが、橋の下から裏側を眺めるのは初めてです。
架け替え工事中で、右(↗︎)は仮橋、左(↖︎)は元の上流側の橋で、そのさらに左側にある下流側の橋(↙︎)は、既に部分的に撤去されています。
16年もかかる橋の架け替えが終わるのは、11年後の予定です。
ゴールの橋から貨物列車と富士山を眺める
今日のゴール、是政橋から上流側を振り返ると、JR南武線の鉄橋を貨物列車が通過中で、その向こうに雪を被った富士山を顔をのぞかせていました。
是政橋の北端と南端から同じ上流側を撮った写真の景色が、上と下の写真ほど違います。
橋の全長は、16両編成の新幹線と同じ400mもあるので、橋を渡る間に、景色もどんどん変わりました。
今回は、並行するJR南武線で言うと立川駅から南多摩駅まで、立川市から国立市を横断して府中市へ、多摩川の左岸を歩きました。
今日の歩行距離は約11km、歩行時間は約3時間でした。