ペルー旅行08: リマの博物館や教会で人骨を見て驚く

この記事は約6分でお読みいただけます。

たいそうな名前の博物館でミイラや頭蓋骨を見る

朝起きると、娘が熱があって食欲もありません。ホテルの朝食を食べた後、昨日の市場まで娘が食べられるヨーグルトやトマトを買いに行きました。市場の中は、たくさんの小さな店が並び、すごい活気です。

ホテルの人に、熱があって娘が一日中部屋で寝ているから、ベッドメーキングなどはしなくていいことを伝えて、午前中は残りの3人で国立考古学人類学歴史学博物館というたいそうな名前の所へ行くことにしました。

ホテルの前で、小さな安そうなタクシーを停めて、博物館の名前を書いた紙を渡し「3ソル」と言うと、最初勘違いして別の博物館に行ったけど、その後、目的の場所まで3ソル(105円)で連れていってくれました。

博物館には、ミイラや穴をあけたり変形させた頭蓋骨が展示してあって、息子には印象深かったようです。時代順に展示してあって、インカの所に来ると織物が現われ、その後スペインが侵略してきて、スペインとインカとの武器の差が一目瞭然でした。

お昼はまたもセビチェの味に感動する

お昼は、「地球の歩き方」に紹介されていた、博物館から歩いて行ける所にあるセビチェのおいしいレストランに行きました。

またセビチェを注文した後に何か聞かれました。今度は口から火を吹く手振りで分かりましたが、どれくらい辛くするかと聞かれているようです。

タコ、魚、エビ、貝、いろんなものが入ったミックスのセビチェは、またまた最高においしいです。食べたすぐ後から夕食に次のセビチェを食べるのがもう待ち遠しい感じ。

このレストランのオーナーなのか、途中で日本人のおばさんが出てきて、いろいろと話しをしました。フジモリ元大統領は、今さらペルーに戻ってきてもすぐに殺されるだろうなんて言ってました。

レストランの向かいの大きなスーパーで娘が食べられそうなお昼などの買物をして、帰りは3ソルでは2台のタクシーに断られたので、4ソルでホテルまで戻りました。

教会の地下墓地にある大量の人骨に驚く

少し休憩した後、午後は、リマの中心のアルマス広場までまたタクシーで行きました。ここには大統領官邸もあり、その横の道を歩く時にはちょっと緊張感が漂っていました。

大きなリボンに飾られてお洒落なカテドラルは、日曜日は礼拝者専用で入れなくて、観光客は明日おいでと言われました。

近くのサン・フランシスコ教会・修道院には入れました。ここはガイドの案内で見てまわるようになっていて、説明はよく分からなかったけど、見るものはなかなか面白かったです。

一通り教会を見た後、地下墓地(カタコンベ)へと入って行きます。そこは、地下3階まであり、見学できる1階部分だけでも2万5千体もの骨があるそうです。息子がまたすごいものを見たと興奮していて、これを見損ねた姉がかわいそうと、とっても同情していました。

しばらくリマの繁華街を歩いてからタクシーでホテルに戻りました。運転手がまた場所を間違えたので、随分遠回りしてホテルに着いた時には、最初の約束の8ソルじゃなくて10ソル欲しいと言い出しましたが、小銭を掻き集めたら7.9ソルしかなかったので、それで我慢してもらいました。

娘のためにティーをもらったり、また市場に食べられるものやアスピリンを買いに行きました。後で夕食のためにタクシーに乗る小銭がないので、トマトを1ソル分買うのに20ソル札を渡すと、それをくずすために市場のおばさんはあっちこっちの店にあたってくれて、10分くらいかかってようやくお釣りが戻って来ました。

旅行の最後の晩餐に、高級レストランでシーフードを食べる

夕食は、最後なので、シーフードがおいしいという浜辺の有名なお店までタクシー10ソルで行きました。思ったよりも高級で、Tシャツで来たのはちょっとまずかったですが、まあお客さんはまだ少ないし、せっかくだから入ることにします。

値段はアメリカのちょっといいレストラン並で、メニューも英語でドル表示です。妻が「こんなにいいレストランに初めて連れて来てくれた」なんて言ってます。

残念なことに、ペルーのシーフードのレストランなのにセビチェがなくて、3人それぞれ別のシーフードを頼みました。

私は、ペルー名物のピスコ・サワーというカクテルを頼み、妻は、いつかどこかのビールコンクールで2位を取ったというクスケーニャというクスコのビールを頼み、どちらもおいしい味でした。

砂浜の上に突き出すように建てられたレストランで、波の音が始終聞こえています。料理の方も、さすがにおいしかったです。高級レストラン即おいしいとは限らないけど、ここは本当に味は一流でした。最後にセビチェを食べ損ねた残念さもおかげでさっぱり消えました。(全部で80ドルでした。)

帰りは、レストランの外で待ってるタクシーは20ソルだと言うので、とんでもないと自分達で道路でタクシーをつかまえるつもりで歩き出したら、どうもここは停車禁止の自動車専用道路みたいになっていて、あまりタクシーも走っていないし、走っているのは停まりそうにないので、恥ずかしいけどまたレストランに戻って、さっきのタクシーで20ソルでホテルまで帰りました。

明日の朝は早いので、宿代を先に払うと、思ったよりずっと安くて4人で1泊あたり35ドルでした。どこに行くにもタクシーが必要な場所でしたが、オーナー夫妻がとても親切で良い宿でした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Translate »