ポーランド航海日誌07: クルーズの最後にバルト海を見に行く

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最後のロックまで歩いて見学

朝、グダニスク・ヘッド・ロックまで3kmほど歩いて行きました。途中、コウノトリが民家の庭先に作った巣の上にいるのを発見。この辺りでは、コウノトリを時々見かけます。

昨日は船で通過しただけで、岸壁の上に上がる時間もなかったロックを、あちこち歩き回りながら見学しました。下のパノラマ写真で、右のビスワ川から、左のロックへと、船で通過しました。

クルーズ最終日の計画

今日はクルーズ最終日です。最初の計画では、昨日のうちにグダニスクの街の方まで行って、今日はそこからボート基地のあるリビナまで戻る予定でした。

しかし、ウーカスさんによると、グダニスクに向かう水路は途中からはライセンスが必要で、ライセンスが不要な区間はつまらないとのことです。

そこで、今日は、リビナから海の方に向かう支流をシュトゥトボという街まで行き、そこからバルト海を見に行くことにしました。

ただし、リビナの支流の入り口と、シュトゥトボの桟橋の手前に跳ね橋があり、それらが開く時間に合わせて行く必要があります。ウーカスさんに電話して橋が開く時刻を確認すると、リビナの橋が開くのは11時半、シュトゥトボの橋は12時、でもその間は船で1時間かかるとのことです。

シュトゥトボの橋の係の人はウーカスさんの知り合いらしく、12時半くらいまで待機してもらうようにお願いしてくれて、さらに、シュトゥトボの桟橋からバルト海のビーチに行くためのタクシーも手配してくれることになりました。本当に親切で助かります。

開かない跳ね橋

9:40に出航し、ゆっくりめの7.5km/hでリビナに向かいます。

リビナの手前の鉄道橋は、この時間は、開きっぱなしとのことで、そのまま通過できました。ここは、跳ね橋ではなく、回転橋です。

計算通り、橋が開く5分前に、ボート基地の目の前にある跳ね橋まで来ました。そこで漂いながら橋が開くのを待ちますが、11時半を過ぎてもまだ開く様子がありません。

やっと係りの人が現れて何か言っています。どうも、そのまま慎重に行ってみろと言っているようです。ゆっくり橋に近づくとギリギリ通れました。高さ3mの船が、高さ制限2.2mの橋をくぐれたので、よほど水位が下がっていたのでしょう。

その後すぐウーカスさんから電話がかかって来て、なんと故障で橋が開かなかったそうです。でもここが通れたなら、シュトゥトボの橋はもっと高いから大丈夫、帰りは水位が変わっているかもしれないので、通れなさそうであれば電話をくれとのことでした。

支流をシュトゥトボへ

支流は、広さはそこそこあるけど、両側の水草の量が多いため、水路は狭めでした。でも景色はとても良い川です。

珍しく同じようなボートとすれ違いましたが、最初のロック以来、あちこちで何度も出会ったドイツ人カップルの船でした。

シュトゥトボの橋も難なくくぐれて、左側の浮き桟橋に着けました。

バルト海のビーチでピクニック

ちゃんと桟橋までタクシーが迎えにきてくれました。タクシーと言っても、ゴルフカートのような車で面白いです。

ビーチは暑そうで日陰もないので、松林の中に良い所を見つけてピクニック。涼しい風に吹かれていい気持ちです。

少し昼寝しながら2時間ほど過ごして、最後にビーチの波打ち際まで行ってバルト海にタッチ。

帰りのタクシーは、来る時にもらった名刺の番号に電話しようとしたら、地元の家族連れが電話で呼んだ様子です。5分くらいで来た行きと同じカートに家族連れと一緒に乗りこみ、我が家は桟橋まで送ってもらいました。

リビナのボート基地に戻る

船に戻ると、地元の若者たちが、橋から川に飛び込む度胸試しをしていました。水がきれいとは言えないので、とても泳ぐ気はしない川ですが、彼らは平気なようです。

いよいよ1週間のクルーズも最後の航程です。2つの跳ね橋は難なくくぐれて、リビナのボート基地の桟橋にきっちりと着けました。

掃除機やモップなどの掃除道具を借りて、船をきれいにしました。明日の朝、残りの掃除をして下船します。

初日と同じレストランに夕食に行って、1週間のクルージングを楽しく無事に終えたことに乾杯しました。

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