ヤマネコ号の航海1日目:静浦→松崎

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今年の夏のヤマネコ号(帆船Ami号)クルーズは、以下の予定で伊豆七島の中の3島を巡ります。

  • 8/12(火) 1300静浦(沼津)→1700松崎(西伊豆)
  • 8/13(水) 0700松崎→1600神津島
  • 8/14(木) 0700神津島→1500下田(太鼓祭り見学)
  • 8/15(金) 0700下田→1800三宅島
  • 8/16(土) 0700三宅島→1300新島 or 式根島
  • 8/17(日) 0700新島 or 式根島→1300下田
  • 8/18(月) 0800下田→1400松崎
  • 8/19(火) 1000松崎→1500静浦

私は最初から8/17の下田まで乗船、航海士は8/14の午後から下田で合流する予定です。去年の夏の紀伊クルーズでは2日間だけ乗船しましたが、ずっと炎天下での航海は体力の消耗が激しかったので、今回も体力が保たなければ途中で下船するかもしれません。

P8121960静浦漁港に着くと、T船長が汗だくになりながら船の整備をしていました。長い航海に出発する前なので、いろいろな準備が大変そうです。予定よりちょっと遅れて静浦を13時過ぎに出港しました。T船長、船長の娘さんのAちゃん、去年の紀伊クルーズでも一緒だったアミヨットクラブのMさんとOさん、ARCからNPさんご一家4人とCOOTの総勢9人です。

P8121963さっそくNPさんが舵輪を握り、他の乗組員でメンスルとフォアスルを「ツー・シックス・ヒーブ」のかけ声で上げました。去年の紀伊クルーズは出発直前の事故でボースプリットとマストの先端が折れてセールが1枚も上げられなかったのですが、今年はちゃんと帆走も出来るし、セールで日陰が出来るのが嬉しいです。

P8121965一仕事終えたところで、昔の英国海軍の水夫並みにラム酒の水割りの配給がありました。昔の水夫はラム酒だけでも働く元気を得ていたのでしょうが、現代人にとっては炎天下での氷入りの飲み物は何よりもありがたかったです。

P8121969大瀬崎を回って伊豆の西海岸沿いに南下します。午後は順光となるし、岸に近いところを走ったので、海岸の景色が本当にきれいでした。

P8121978日本では珍しい2本マストスクーナーのヤマネコ号は、洋上でも目を引くので、他のヨットがあいさつに近寄ってくることもあります。

ずっと真向かいの南風で、セールはほとんど日除けの役割しか果たさずエンジンで進んできましたが、松崎港に入るために進路を南東に取った最後だけはセールも美しく風をはらみました。4時間あまりの航海の後、松崎港に接岸。ここはいつも釣り客がたくさんいるので、場所をあけてもらうのがちょっと大変です。

P8122000ヤマネコ号提携の宿に入り、夕食はツバメ合宿でも去年何度か利用したお店に行きました。混んでいて料理が出てくるまでに1時間ほど待ちましたが、無料のところてんを何度かおかわりしたり、食事の席に加わったT船長の知り合いの地元の漁師のYさんのお話が面白くて、退屈する暇もありませんでした。

P8122001P8122002T船長おすすめの「イカ刺身定食」は、醤油でイカのはらわたとショウガを溶いたもので刺身を食べるようになっていて、新鮮だからこそ出来る珍しい食べ方も面白いし、こりこりしたイカもと〜っても美味でした。しかも、野菜の天ぷらの盛り合わせと魚の味噌汁と1人ずつ小さなお釜で炊いたご飯がこれに付いてくるのです。

お腹いっぱいになって、宿のお風呂に入って、エアコンの効いた部屋で皆で雑魚寝して、体力をたっぷり温存したまま1日目の航海を終えました。

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コメント

  1. Minasan ogenki desu ka ohisashiburi desu. Yamaneko-gou no bouken wa omoshiroi desu.

  2. COOT より:

    Long time no see! Are you writing from NZ? We are all fine, thanks. How have you been?

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