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ヤマネコ号宿泊組の5人は、朝早く目が覚めたので、6時頃には、船を出して、牛窓の最初に船を着けた岸壁に移動しました。
今日は雲がきれいです。昨日が立秋とは思えないくらい、まだまだ猛暑が続きますが、雲だけはちょっぴり秋の雰囲気を感じさせてくれます。
デッキで朝食を食べ、牛窓で下船するMさんを見送り、漁協の氷自動販売機で10kgも氷を仕入れて、ここから乗船するWさん、真昼のふくろうさん、ケルンさんを迎え、ここで下船するO君に見送られながら、9時に出港。
ディンギー乗りたちも、気持よさそうに、牛窓の海を帆走しています。
今日は、多島海を抜けていく楽しみなルートです。まず、直島諸島の豊島(てしま)を目指し、次に井島を目指し、その間の水路を抜けて、本船航路を目指します。
島々を結ぶ多くのフェリーが行き交っているので、左舷側も右舷側も見張りの気を抜けません。
本船航路に乗ると、さすがに多くの大型船が走っていて、特に、航路を横切る船や、後ろから追い上げ追い越していく船に目を光らせます。
おむすびのお昼を食べて、おむすびのような大槌島の南側を通り過ぎたら、本船航路を離れて、倉敷市の南端にある下津井を目指します。
倉敷と坂出を結ぶ瀬戸中央自動車道のほぼ全容を見渡すことができて壮観です。
瀬戸大橋をくぐり、またまた大変苦労して場所を探した後、下津井港の給油用のポンツーンにヤマネコ号を着けました。
今日は日曜日なので、給油は出来ないのですが、明日の朝、給油できるように、そのまま一晩停泊してしまおうという目論見です。
ところがやっぱりダメとのこと。そこで、ちょっと苦労しつつも楽しみながら、長くしたもやい綱を引っ張って、ヤマネコ号を90度回転させて、横の狭い岸壁に着けなおしました。ちょうど階段もあって、乗り降りも楽です。
いつもは、港に着いても、航海そのもので満足しちゃっているので、あまり観光することはないのですが、今日は、せっかくだから倉敷の街を見に行こうということになりました。
ところが、同じ倉敷市と行っても、下津井から倉敷駅までは、バスで鷲羽山の坂道を越え、児島駅からJRで一旦岡山駅に出て、列車を乗り換えて戻るようにして倉敷駅まで行くので、1時間半以上もかかりました。
倉敷の古い街並みは、行ったかいがありました。ここで下船するケルンさんを見送り、夕食に入ったお店はちょっとハズレでしたが、航海も観光も堪能した盛りだくさんの一日でした。
コメント
天候にも恵まれたようで、よかったですね。
実は私は 1 歳から 14 歳まで、すぐ横を航行された直島で育ちました。瀬戸大橋は影も形もない頃でした。大槌島などの写真を懐かしく眺めさせてもらいました。
おお〜、なんと、なんと、そうだったのですか! 自然豊かな素晴らしい環境で育ったのですね。大槌島の写真を載せて良かったです。お昼がおにぎりじゃなかったら、載せていなかったかも(笑)。
私も小学校低学年の頃に親に連れられて耕三寺や高松に行った記憶があるのですが、点の記憶しかなく、瀬戸内のどこを通ってどう巡ったのか、全く記憶にありません。
でも、どこかの島で、自分たちで巻貝を採って、ゆでたのを先っちょを五円玉で折って、爪楊枝でくるくると身を取り出して食べたことは良く覚えています。