ツバメ合宿2日目: 下田→安良里

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Pict9698朝食後、3人でのんびりと下田の街を散歩しました。まずは、港沿いに、ペリー上陸の碑を見て、海上保安庁の前を通り、防波堤を渡って、港の入り口にある犬走島まで行きました。島には海食洞がいくつもあって探検心をくすぐられます。

Pict9713街に戻り、あちこちに残るナマコ壁の古い家を眺め、ペリーロードと呼ばれる小川沿いの小道を歩いて、了仙寺に来ました。アメリカジャスミンが境内にたくさん植えてあります。ここには、先月の「下田黒船まつり」の時にも来たのですが、この境内では、面白おかしい開港再現劇をやっていました。このお寺の住職がその時の司会をしていたのですが、今日は静かなお堂の片隅でおごそかな雰囲気で何か書をしたためているようです。そのギャップがちょっと微笑ましかったです。

またペリーロードに戻り、浅い小川を泳ぐボラの稚魚の群れを、ディックになってしばらく観察していました。上流と下流からそれぞれやってきた群れ同士が出会った後、いったいどうなるのでしょうか? 混ざり合って1つの群れになるのか? 混ざった後、上流に向かうのか、下流に向かうのか? どっちに向かうかはどうやって決まるのか? 一度混ざり合ってもまた分かれて、それぞれの方向に向かうのか? いやー、眺めていると本当に面白いですよ!

Pict9704下田の街は、散策するのにとても魅力的なところでした。

心が洗われるような時間を過ごした後、9時過ぎに出航です。弱い追い風で、港を出てセールを上げましたが、しばらく機帆走で進みます。

潮の流れがあるようで波立っているところに入ると、見かけは潮に乗っているように見えるのに、速度は逆に5ノットから3ノットに落ちてしまいました。どう見ても波と同じ方向に進んでいるようなのに、とっても不思議です。

Pict9720エンジンを止めて、右舷後方からの風を受けて、石廊崎に向かいます。ジェノア(前の帆)がバタバタするので、O船長がスピンポールをジブブームとしてセットしました。弱々しい追い風を受けての帆走で、下田から石廊崎まで3時間もかかりましたが、とうとうしびれを切らしてエンジンをスタート。

今日もトローリングをしていますが、まだ魚はかかりません。

波勝崎の手前でまた良い風が吹き出したので、エンジンを止めて帆走です。真後ろからの風なので、スピードが出る斜め後ろから風を受けるように、ジャイブを繰り返しながら走ります。

Pict9731昨日も波勝崎の近くで魚が釣れましたが、今日もサバが一匹かかりました。これは氷につけておみやげに持って帰って、翌日の夕食にいただきました。

7時間以上かかって、その半分くらいを帆走して、16時過ぎに安良里に入港です。漁協前の岸壁にもやって、セールの片付け、水の補給、デッキ掃除などを終えて、荷物を降ろし、ツバメを停泊地のブイにつないで、充実した今年初のツバメ合宿が無事に終わりました。

夕食(私は金目鯛の干物の定食)を食べてから、19時半に安良里を発ったので、道路もスイスイで、22時半に帰宅して、バタンキューでした。

天気:曇
風向:東→南
風力:1~2

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コメント

  1. サグレス より:

    下田、いい町でしょう。私は子どもの頃から、毎年夏になると下田の海に行っていました。ちょっと面白い靴屋さんがあったり、吹きガラスのお店があったり。
    雨の日は、水族館がお気に入りの場所でした。ショーの後、遊び足りないイルカたちが、ボールを客席に飛ばすんです。投げ返してやると、また飛ばす。今でもそんな風にして遊んでいるのかしら。
    魚の群れ、面白いですね。そういう時って、どうなるんだろう・・・。

  2. COOT より:

    下田はサグレスさんのなじみの街だったのですね。
    水族館、先月の黒船祭りの時に、コルク鉄砲で当てた2等賞が水族館の入場券で、閉館間際の1時間で一通り見ました。イルカのショーも楽しかったです。あそこは水槽じゃなくて海の一部をかこってそのまま利用しているのが良いなあと思いました。

  3. naru より:

    下田は踊り子号の終点でしたっけ?
    土曜の午前の遅い時間、新宿の中央線のホームから出るのです。衝動的に乗り込みたくなったりしてました。
    うーん、今度こそ、乗ってしまいそう。
    下田って、魅力的な町ですね。
    それにしても射的で2等賞ってスゴイ!!

  4. COOT より:

    naruさん、そうです。踊り子号の終点が伊豆急下田駅で、下田の見所は全てそこから歩いて行ける範囲内です。
    ヨットで行く時は自炊ですが、5月の黒船祭りに観光で行った時には、通りがかりで入った「磯料理ゑび満」というお店でお昼を食べました。1800円の海の幸満載の定食、おいしかったです。
    射的は、1等賞をねらって打った最初の弾が、かなり離れたところに2等賞に偶然当たって、ラッキーでした(^^;。

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