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朝陽に照らされた旧村を眺めながら、朝食をいただく
昇りだした朝陽がタメルザの旧村を照らしています。部屋からこんな光景が見られるなんて、やはりここに宿泊する価値は充分にありました。
ホテルでの朝食は、冷た~いモモのネクターからスタート。卵料理は硬い目玉焼き。チュニジアの卵は、どこで食べても黄身が白っぽいです。 焼きたてのパンにオレンジとアプリコットジャムとカフェオレで、プールや旧村を眺めながらのおいしい朝食でした。
砂漠の中で驚きの湖と石のバラを見る
ホテルをチェックアウトする前に、8km離れたところにあるミデスへ向かっていると、信じがたいものが目に飛び込んできました。湖です。こんな乾燥した大地によくもまあ蒸発せずに水を湛えているものです。
湖の眺めの良いところに駐車すると、しっかり土産物屋さんがあり、朝もまだ早いというのにのっこりお兄さんが出てきて一生懸命売ろうとしてきました。
砂漠のバラ(バラの形をした石)がたくさんありました。他にも水晶やらアンモナイトやら、見るのは面白かったです。
お兄さんがいろいろ説明してくれたけれど、結局買いませんでした。
山岳オアシスのミデスで生野菜をかじる
アルジェリアの国境からわずか1kmの所にあるミデスの村に入ると、ナツメヤシがたくさん茂っていて、ここにもタメルザ同様、1969年の大洪水で流されてしまった村の廃墟がありました。
地形が複雑で、大洪水で破壊された旧村の脇には入り組んだ渓谷が広がっています。
渓谷の反対側へ歩いていくと畑があって、おじいさんが畑仕事の最中でした。挨拶したら、畑から青とうがらしと玉ネギをくれて、旅行中貴重な生野菜なので早速かじりました。
辛~いけれどフレッシュで体に良さそう! おじいさんにお礼に日本の小物をプレゼントしました。
ようやくスイカの呪いから解放される
名残惜しいけれどホテルをチェックアウトして、次の目的地グランド・カスカドへ向かいます。
出発してまもなく、タメルザの新しい町を通っていると、スイカが目に飛び込んできました。小さいのを選んでもらって計りに乗せて1.2ディナール(88円)。安い!
暇そうにしている若者が町のあちこちにいました。チュニジアも失業率は高そうです。
大滝という意味のグランド・カスカドで小さな滝を見る
山道を登っていくと、突然谷底に白い4WD(トヨタのランドクルーザー)が異常なほどたくさん停車しているのが見え、そこがグランド・カスカドでした。
日本人にはどおってことない数mの小さな滝でも、砂漠地帯では名所になってしまいます。
人が集まる所には、土産物屋、カフェ、レストランあり。ここでは、蛇、オオトカゲ、サル、ラクダ等の動物と写真を撮ってくれる商売までお目見えしていました。物珍しくて、ハヤブサを2羽、頭と腕にとまらせてもらいました。
シェビカの山岳オアシスをハイキングする
ドライブを続けると、急に視界がひらけ、地平線にショット・エル・ガルサという干上がった塩湖が見えました。まだ山岳地帯なので周りに広がる渓谷も美しいです。
眺めの良い所に来ると、必ずと言っていいほど4WD部隊が所狭しと駐車してるのですぐ分かります。夕べのホテルはガラガラだったのに、いったいこれだけの観光客、どこからやって来たのでしょう。
私も景色が見たいので時速60kmくらいで走行していると、直線道路でバンバン4WDに抜かされていきます。他に普通車はほとんど見かけないのが不思議でした。
山岳地帯の旧村(1969年の大雨で壊滅した村の廃墟)の最後はシェビカです。
旧村のオアシスへのハイキングコースを歩きました。
次は、塩湖を渡ってトズールへ向かいます。