記録的低水位のため中止になってしまいましたが、乗船するはずだったドナウ川クルーズの発着点となるパッサウへ行ってみることにしました。
リバークルーズ船をガン見
2時間弱のドライブでパッサウに着き、出航日にレンタカーを返却する予定だったオフィスに寄って、返却場所をミュンヘン空港に変更してもらいました。そこのおにいさんは、日本に一度だけ行ったことがあり、とても思い出深い良い体験をしたそうです。
旧市街の観光に一番便利な駐車場に車を置いてドナウ川に架かる橋に出てみると、ようやくリバークルーズ船を見つけました。

そのうちの一隻、ヴァイキング・エギル(Viking Egil)は、乗る予定だったアマデウス・アマラ(Amadeus Amara)と同じ全長135mの良く似た作りの船なので、近くからしげしげと眺めました。
喫水が1.6mあるこの船は、レーゲンスブルクからブタペストまで1週間の「ロマンティック・ドナウ」クルーズの途中でパッサウに寄港中だったと思われますが、低水位の影響でどの程度実際に動けたのか気になります。
3つの川の合流点
パッサウは「3河川の街」と呼ばれています。3つの川の合流点の岬の先端に立つと、右後ろから白っぽいイン川、左後ろから青いドナウ川が流れてきて目の前で合流しています。

左側の対岸をよく見ると、3番目の小さなイルツ川もここで合流しています。

そこに立てられていたパネルに3つの川の合流点を俯瞰した写真がありました。川の色の違いもよく分かります。

イン川はかなりの水量でドナウ川に合流していましたが、それでもドナウ川の水位が足りないということです。
旧市街歩きは大聖堂から
朝から日差しが暑い中、イン川沿いの遊歩道を歩いて行くと、上の写真にも写っている格好いい塔がありました。

その先で細い急な路地を上って大聖堂に出ました。

中は予想以上に素晴らしく、フレスコ画と漆喰の装飾が壁と天井を埋め尽くして豪華絢爛でした。

12時からあるパイプオルガンのコンサートのチケットを10時販売開始の直後に一番乗りでゲットしました。
アーティストの路地
大聖堂からドナウ川の方へ石畳の坂道を下って行くと・・・

ヘレンガッセと言う細い路地に出ました。石畳の真ん中がカラフルに塗られているのがお洒落です。

ここは「アーティストの路地」とも呼ばれていて、アトリエ、ギャラリー、工房などがいくつもありました。

その路地を通り抜けたところが、美しい壁絵と素敵な時計塔の市庁舎です。

要塞から3つの川を俯瞰
市庁舎前から30分毎に出るシャトルバス(片道€5)に乗ってドナウ川の対岸にそびえ立つオーバーハウス要塞に向かいました。

12時からのオルガンコンサートに間に合うためには30分くらいしかいられないので、博物館の展示はすっ飛ばして、川の合流点が見える展望台を目指します。
ここから見ると、白っぽいイン川と青いドナウ川の色の違いや、合流後もすぐには混ざらないことがよく分かります。

これまで河口がちょっぴり見えるだけだったイルツ川にも素敵な街並みがあることが分かりました。

旧市街の市庁舎や大聖堂も素敵な眺めです。

川が天然の防衛線となるこの地にローマ帝国も砦を築いたことで、ローマ帝国が築いたドナウ川沿いの防衛線の世界遺産の構成要素の一つになっています。
最後に砦の塔に急いで登って要塞全体とパッサウの街の広がりを眺め、下りのシャトルバスに間に合いました。

世界最大のパイプオルガンでコンサート
12時からのオルガンコンサートを聴くために大聖堂に戻りました。
ここのパイプオルガンは世界最大級で、その音を楽しみにしていたのですが、残念ながら大規模な補修工事中のため、使える部分を使っての演奏となっていました。

とは言っても、出ない音があると言うわけではなく、修復後とどう違うのか分からないちゃんとした演奏で楽しめました。
コスパ最高のランチ
ランチの時間です。大聖堂の北側のKranabithと言うお店の看板に目がとまり入ってみると、10種類以上ある定食が全て€9.9でどれも美味しそうです。選ぶのに迷いましたが、妻はシュニッツェル、私はポークテンダーロインにして、リンゴジュースも付けました。

飲み物は大きなジョッキで出てきたけど美味しくてその量があって良かったし、料理の見栄えも味も量も良くて、店員もテキパキしたサービスで好感が持てます。チップ含めて2人で€30で気持ちよく満足なランチとなりました。
ガラス博物館と洪水
最後に、市庁舎の隣の歴史的なホテルの5階にあるガラス博物館を見学しました。

たくさんのボヘミアンガラスの展示があり、この中で1つもらえるとしたらどれにするか考えながら見てまわりましたが、選ぶのは難しかったです。
着色剤として微量のウランを含むウランガラスにブラックライト(紫外線ランプ)を当てると黄緑色の強い蛍光色に光る実験コーナーはおもしろかったです。
博物館内にあった1644年のパッサウの街の絵は、今もかなり当時の雰囲気をとどめていると思えるものでした。

パッサウは、過去に何度も川の氾濫による洪水に見舞われていて、右下の写真で水没した街の様子が分かります。

博物館の隣の市庁舎の壁には、過去の洪水ごとの水位が記録されていて、2番目に高い印は2013年のものでした。

私は渇水で困っていますが、住民は洪水よりずっとマシと思っているのかもしれません。








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