ノルウェージャンの異端児エピックに乗船し、チビタベッキアを出港

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今日からいよいよ地中海クルーズが始まります。

コスパ良くローマの空港から港へ

ローマ空港のホテルで、眠りが浅いまま起き、昨晩遅くに洗濯した服は生乾きでしたが、仕方ないのでそのままパッキングしました。

ローマ外港のチビタベッキアからクルーズに出港するのは2回目です。

前回は、ローマ観光のため借りていた市街のアパートからタクシーでチビタベッキア港のクルーズ船そばまで行ったので、€150もしました。

今回は、ローマ空港からチビタベッキア港入り口まで行く€35/人のバス(Civita Tours社)を予約して、もっと安上がりに行くことにしました。

ホテルから空港シャトルバスでターミナル3に戻り、バスの乗り場(5番出入り口)もすぐに分かり、学生アルバイト風のスタッフにチェックイン。

1時間ほどバスに乗ってチビタベッキア港の入り口に着いた後、少し並んでから、港の無料シャトルバスに荷物を抱えて乗って、目指すクルーズターミナルまで行きます。

手間はかかりましたが、半額以下で行けて良かったです。

乗船までの流れ

クルーズターミナルでは、スーツケースはすぐに預けられましたが、手荷物の保安検査が長蛇の列でした。

保安検査さえ済めば、その後のチェックインから乗船まではスムーズでした。

港によって、保安検査が先の場合もあれば、チェックインが先の場合もあります。

ノルウェージャンのロイヤルティ・プログラムでプラチナ以上はチェックイン時に優先レーンを使える特典があるので、チェックインが先だとほとんど行列することなく乗船できるのですが、今回のように保安検査が先だと、そこで律速されてしまい、乗船するまで時間がかかりました。

吹き抜けの底でランチ

乗船するノルウェージャン・エピックは、ノルウェージャンの21隻のクルーズ船の中で唯一フランスで建造された異端児です。

船内の作りもこれまでに乗ったクルーズ船とは違っているところが多いのですが、メインレストランの一部が大きな吹き抜けの天井になっていました。

さっそく、吹き抜けエリアにあるテーブルでランチにしました。

上の階を歩く船客を眺めながら、逆にその船客に眺められながら食事をするのは、なかなかおもしろかったです。

波打つ独特な船室

ランチが終わる頃に、もう全ての船室に入れるとのアナウンスがあったので、クルーズ中の我が家となる右舷ミッドシップの9193号室に向かいました。

廊下の海側の壁が波打っていておもしろいです。

船室の壁も波打っています。ベッドの頭側の壁は凹んでいますが、窓際のソファの背もたれ側の壁は迫り出しています。

ベッドはそうでないと収まらないし、ソファの足元は狭く、船室全体が昨日まで乗っていたMSCプレチオーサより窮屈な感じです。

船室の間取りは独特で、ドアを入ってすぐ左右にトイレとシャワーブースがあり、着替える際は、その間のスペースをカーテンで仕切ります。洗面所はなくて、部屋の隅に洗濯に困るほど小さな洗面ボウルがあります。

トイレとシャワーが別なのはメリットもありましたが、シャワーを浴びる時に服を置く場所がないのは不便でした。

バルコニーは広めでしたが・・・

ずらりと吊り下げられたライフボートとテンダーが真下の視界を遮るため、入出港時に水先案内人が乗下船する瞬間や、船腹が岸壁に徐々に近付いたり離れたりする様子を見られないのは残念です。

エピック独特の見どころ

次に、5〜7階の共用エリアを探検しました。

これまでに乗った他のクルーズ船と比べて、前後左右の見通しが良くて広々した感じがするのが印象的でした。

吹き抜けエリアがいくつもあるのと、エスカレーターまであるのも特徴的です。

アートギャラリーは、まるで美術館のようでした。

MSCプレチオーサより立派なボーリングレーンがありましたが、故障中のようでした。

チビタベッキア出港

次に、15階から上の共用エリアを探検しに行くと、普通は船尾にあるカフェテリアが船首にあり、見晴らしが良いので、ここでコーヒーを飲みながら、チビタベッキアを出港する様子を眺めました。

その際、MSCディヴィーナ(13.9万トン)のすぐ横を通りましたが、この船は、昨日まで乗船していたMSCプレチオーサの姉妹船です。

ノルウェージャン・エピック(15.6万トン)の方が少し大きいですが、乗船していてその差を感じるほどではありませんでした。

レストランで夕食を終えて船室に戻ると、チェックイン前に預けた荷物が全て届いていたので、生乾きの服を干し、荷物を片付けましたが、船室の収納スペースはたっぷりあって余るほどです。

20時からのウェルカム・アボード・ショーでは、明日以降のショーの予告編的に、乗船しているアーチストが次々と少しずつパフォーマンスをしておもしろかったです。

30分ほど経ったところでステージ中央の昇降装置が故障して数分間中断しましたが、こういうのは初めてでした。

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