フーミー(ホーチミン外港)寄港:ブンタウ市街観光、市場で買い食い、農家訪問

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赤道を越えて南シナ海北上

船は、インドネシアのジャワ島を出航した翌日の夜、赤道を越えて北半球に入り、2日間の終日航海日の間、強い向かい風が吹く南シナ海をフルスピードでひたすら北上しました。

3つのクルーズに続けて乗る今回の旅行中、赤道を横切るのはこの日だけです。

フーミーに入港してスカイ号に再会

ジャワ島を出て3日目の朝、ノルウェージャン・サン号は、ベトナムのホーチミン市(旧名サイゴン)の外港的な位置付けとなる大規模なフーミー港に入港して・・・

僚船のノルウェージャン・スカイ号(写真↓)の隣に接岸しました。

今の2つ目のクルーズがシンガポールで終わる翌日に、昨年末のアフリカクルーズでも乗船したこの船に乗り換えて3つ目のクルーズに出発する予定です。


ホーチミンはフーミーから車で2時間も離れているし、14年前に一度訪れているので、今回は近場をめぐる午前と午後の半日ツアー2つに申し込みました。

今回のクルーズでベトナムに寄港するのは今日だけなので、両替はせず、米ドルの少額紙幣だけ持って出発しました。

白い宮殿

午前の寄港地ツアー「ブンタウ・ハイライト」の最初の目的地は、港からバスで1時間、観光地ブンタウにあるホワイト・パレスです。

フランス植民地時代にインドシナ総督の夏の別荘として建設され、ベトナムの歴代大統領や高官の避暑地としても利用された建物で、屋内を一通り見てまわりました。

ベトナム人の観光客、特に若いカップルは、おしゃれして来て豪華な部屋で写真を撮りあっていました。

仏教寺院でマンゴー

次に仏教寺院を訪れました。

日本人にとってはそう珍しいものではないので、さっと見た後・・・

境内の屋台で売っていたマンゴーを米$1札で買って、バス車内でさっそくいただきました。

ベトナムは何でも食べ物が美味しいというのが前に来た時の印象ですが、マンゴーももちろん美味しかったです。

クジラ寺の大量の骨

次にタンタム廟を訪れました。ここはクジラを祀っているとのことです。

大きなクジラのハリボテがあったので、なーんだそれだけかと思ったら・・・

靴を脱いで建物の奥に入って行くと、クジラ1頭分なのか、大量の大きな骨をぎっしり詰めて祀ってあり、驚きました。

これは珍しいし、見応えがありました。

謎の美味しい果物

午前のツアーの最後にブンタウ市場を訪れましたが、集合時刻はたったの20分後とのことで、ツアー客から嘆きの声があがりました。ガイドの経験がまだ浅いのか、ちょっと統率力不足で、確かに時間が押していました。

我が家は見慣れない果物をまた米$1札で買って食べてみました。

見かけもそうですが、味もビワかアンズに似ていて、とても美味しく初めて食べる味でした。ビワやアンズと違って種の周りの実はスルッと取れず、ちょっともったいない感じです。

15分遅れで船に戻り、午後のツアーの集合時刻まで30分あったので、船のビュフェで軽いランチを急いで済ませました。

超甘ベトナムコーヒー

午後の「田舎の風景を垣間見る(A Glimpse of the Countryside)」寄港地ツアーは、40分ほどバスに乗って、コーヒーショップにまず立ち寄りました。

妻はココナツジュースにしましたが・・・

私はガイドおすすめのコンデンスミルク入りベトナムコーヒーにしたら、超甘かったです。

市場で買い物ゲーム

次にホアロン市場に行き、最初にガイドに連れられてぐるりと回った後・・・

米$5札をガイドに20万ドン(ベトナム通貨)に両替してもらい、まず4万ドンでサトウキビを機械で絞って作るジュースをいただきました。

残りの16万ドンを集合までの15分間で使い切るために、市場の中をあっちこっち行ったり来たりしながら、

  1. 麺が入った温かいお汁粉
  2. バンダンリーフの餅菓子
  3. 葉っぱに包んだ餅料理
  4. 初めて食べる赤いさっぱりした味のフルーツ
  5. サワーソップ
  6. 午前に食べたビワとアンズを合わせたような味のフルーツ

を買い集めました。最後のは、6個買おうとしたら残りの1万ドンでは足りず、3個になりましたが、まるで買い物ゲームでもしているみたいでとっても楽しめました。

2.以外はバス車内で食べましたが、さすがベトナム、どれもハズレがなく美味しかったです。

瞑想よりサワーソップ

まだサワーソップを食べている間に、バスはすぐ次の目的地の仏教徒瞑想センターに着き・・・

特に見るものはなかったので、さっと一巡りして・・・

バスに戻り、サワーソップの続きを食べました。

ライスペーパー作り

バスは、道端にたくさんのライスペーパーを干している農家が立ち並ぶ地域に来て、その1軒を見学させてもらいました。

米汁を布の上に薄く広げて蒸して剥がして干して作る様子を実演してもらいました。

その後、客が2人挑戦しましたが、1人はなかなか上手に作れたものの、もう1人は途中でボロボロになり、難しそうでした。

ライスワインで乾杯

次にライスワインを作っている別の農家を訪れました。この方がガイドで、若いお父さんですが統率力があり、午後のツアーはスムーズに進んでいます。

米の原料代とできた酒の価格は同じだけど、副産物の酒粕が飼っている豚の餌になるので、豚がよく肥える分が儲けになるという話がおもしろかったです。

とてもアルコール度数が強いライスワインを少しずつもらって、一気飲みの乾杯がありました。

田んぼ見学者を見学

最後にライスフィールドの見学です。と言っても日本人にとっては見慣れた普通の田んぼそのものです。

欧米人が田んぼの写真を撮っている様子を見るのがおもしろかったです。

とても素朴なツアーでしたが、午前のよりも楽しめました。

フーミー出港

ツアー中にいろいろ食べた後だったので夕食は軽めにして、船尾の外テーブルで出港時のきれいな夜景を眺めながらいただきました。

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