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マンガ島で馴染みのクルーズ船に再会
南米コロンビアの世界遺産都市カルタヘナの街には、近代的なビルが建ち並んでいたので、遠くから船の前方に見えていました。
湾の真ん中には聖母カルメンの像が建てられていて、航行の邪魔になりそうに見えましたが、船員と漁師の守護聖人なのだそうです。
ブリス号は、カルタヘナのマンガ島にある埠頭に着岸しました。
隣には、3年前の南米クルーズの前半でほぼ同じ航程をたどっていたのでお馴染みのザーンダム号がいました。その後、船客にCOVID-19感染者が出たために入港やパナマ運河の通過を拒否されて大変な目にあったクルーズ船です。
ツアーバスで市街観光
カルタヘナでは、マングローブ林でカヌーに乗る1人$85($50オフの特典で2人で$120)の寄港地ツアーに参加しました。
ツアーバスに乗り込んで出発しましたが、マンガ島の道路はあまり広くないし渋滞しています。しかし、この島は100%居住地区で富裕層が住んでいるらしく、それほど大きくはないけど小洒落た家で1億円くらいするそうです。
最初にサン・フェリペ要塞に寄りましたが、中には入らずに外観だけでした。
次に高層ビルが立ち並ぶ新市街で写真ストップをした後、マングローブ林に向かいました。
カヌーでマングローブ林を探検
12時頃にカヌー乗り場に到着しました。
4人ずつ乗るのに、ちょうど撮影しやすい一番前の席になったのでラッキーでした。
出発すると、さっそく野生のアライグマが頭上を通り過ぎて行きました。
マングローブのトンネルを抜けて、一度開けた湖に出ましたが・・・
またマングローブ林の中に入って行きました。
狭い水路がくねくねと続いていておもしろいです。
先ほどの湖に戻って、水面を棒ではたいたり、2人がかりで網を引いたり、1人で網を投げたりしながら小魚を獲っているところを見学しました。
この時は網に何もかからなかったのですが、それまでの獲物を見せてもらいました。
ライフジャケットが暑くて汗はかいたけど、マングローブ林の中は日陰になって暑さもしのげるし、なかなか楽しめたツアーでした。
大衆食堂でランチ
ツアーバスが船に戻る途中、サン・フェリペ要塞の近くで降ろしてもらいました。ツアーの中途離脱になるので、後は自己責任を認める書類にサインをしました。
もうすぐ14時でお腹が空いているので、要塞の近くにあった大衆食堂で屋外にテーブルが並んでいるお店に入りました。
言葉も通じないし、メニューも見当たらないし、料金も分からないけど、カードはダメだけどUSドル札はOKであることを確かめて、食べている人の皿を指さして、肉と魚の定食みたいなのを1つずつ頼みました。
最初に骨付き肉と野菜くずみたいなのが入ったスープが出てきて、これは美味しかったです。
次に肉料理が出てきて、これも美味しい肉で、野菜の付け合わせも含めてちょうどよい量でした。
妻が頼んだ魚は大きくて骨取りが大変でしたが、これも味は良かったです。
料金は全部でUS$12で、思ったより安かったし、ぼられることもなく、とても良心的なお店で大満足でした。
サン・フェリペ要塞を見学
ツアーバスでは外観を見るだけだったサン・フェリペ要塞に入場料をカードで払って入りました。窓口で支払った後、入口ゲートで自分の名前を言えば入れてくれるというおもしろい仕組みでした。
世界遺産の堅牢な要塞の造りもさることながら、ここからの景色も抜群でした。
旧市街を散策
要塞から橋を渡って、ヘッセマネ地区を通り、世界遺産の旧市街まで歩いて行きました。
城壁に囲まれた旧市街の中に入るためのメインゲートがこの時計門です。
旧市街の中は、見栄えの良い建物が立ち並び、散歩するのが楽しかったです。
海に面した城壁の上に上がってみました。もっと時間があれば、城壁の上をずっと歩いて行ってみたいです。
宗教裁判所跡を見学しましたが、拷問道具などが並べられていて、あまり時間をかけずにささっとまわりました。
時計門を出た所からUberを呼びました。数分で来たきれいな車は、エアコンが効いていて、マンガ島の埠頭まで$2以下で戻れました。
港のバードワールド
車は船から数百m離れた所までしか行けないのですが、そこから船まで歩く間が、鳥の動物園のようになっていて楽しめました。
たくさんいた孔雀の一羽が羽を展げてくれました。
ブリス号を真正面から見ることもできました。
何本もの“もやい綱”がどのように張られているかを見るのもおもしろかったです。
マンハッタンからマンハッタンを見送る
太陽が新市街の向こう側に沈んで行きました。カルタヘナの新市街は、まるでマンハッタンのように見えます。
夕食に船尾の「マンハッタン」レストランに行くと、窓際のテーブルに案内されたので、食事中に出港の様子やマンハッタンのようなビル街の夜景が遠ざかって行くのを見ることができました。