竹原1:ウサギと毒ガスの島、古い町並み

この記事は約4分でお読みいただけます。

日本庭園と壺湯の宿

「奇跡の9連休」と呼ばれた長い正月休み明けの月曜日、福岡の実家を発って東京の自宅に向かう途中、広島県竹原市で3泊することにしました。

会員になっているポイント制タイムシェアリゾートの提携施設「賀茂川荘」に15時過ぎにチェックイン。ロビーの地酒飲み比べコーナーは千円ということで、これは見るだけにして、飲み放題のコーヒーをもらって部屋に向かいました。

キッチンはミニサイズですが、ここで朝晩は自炊です。

部屋のバルコニーから見下ろす日本庭園が素敵なので、さっそく散歩しました。

竹原市街のスーパーで買って来た食材で夕食を済ませ、温泉につかりました。壺湯の露天風呂もあり、なかなか良かったです。

ウサギの島

翌朝、宿から車で30分の忠海(ただのうみ)からフェリーに15分乗って大久野島に渡りました。

ここは別名「ウサギの島」と言われるほどたくさんのウサギが生息しているのですが、さっそくやって来たウサギたちに忠海港で売っていた餌をあげました。

なかなか触らせてくれないウサギもいるし、触り放題のもいました。子ウサギは毛が一段と柔らかでした。

毒ガスの島

ここは戦時中に毒ガス工場があったことから「毒ガスの島」とも呼ばれています。島にはその遺構が随所に残っていて、それらを見ながら島を時計回りに一周歩くことにしました。

まず、毒ガス資料館を見学しました。館内は撮影禁止でしたが、毒ガスの悲惨さがよく分かる展示で、妻はかなりショックを受けたようでした。

島の北部には、毒物貯蔵庫跡がありました。

この辺りでもたくさんいたウサギに餌をあげました。ウサギと毒ガスのギャップがあり過ぎです。

島の3ヶ所にあった砲台の一つ、北部砲台跡です。

島の東側にある発電所跡です。印象的な建物でした。

日本が毒ガスを製造していたことは国民には秘密にされていたので、当時の地図からは島が消されていたそうです。

かぐや姫美術館

島に2時間弱滞在した後、忠海港にフェリーで戻り、歩いて「かぐや姫美術館」を訪れました。

美術館と言っても、お寺の一角にかぐや姫にちなんだ絵などがいくつか飾ってあるだけでしたが・・・

1枚の絵でかぐや姫の物語をうまく表しているのもあって楽しめました。

あらかじめ予約をしておけば、さらに何か見られる展示があるようですが、それが何なのか気になります。

広島風お好み焼き

車で竹原市街に移動し、町並み保存地区を歩きました。軒先にずらりと並んだ竹原名物の竹細工が素敵です。

伝統的な建物の「ほり川」というお店に入って・・・

牡蠣のトッピング付き広島風お好み焼きをいただきました。

広島らしいランチになりました。

旧笠井邸

古い町並みを一通り歩き、最後に旧笠井邸を見学しました。

この構造美がたまりません。

昔の雛壇がいくつか展示されていましたが、これは妻の子供の頃の雛壇にそっくりだそうで、懐かしそうにしばらく眺めていました。

建物がT字路に面して建っているので、2階からは風情豊かな町並みを俯瞰できました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Translate »