この記事は約6分でお読みいただけます。
バスの明暗
アンゴラの首都ルアンダでは、民族衣装を着た踊り手たちが寄港を歓迎してくれました。
ここではルアンダ南部を訪れる寄港地ツアーに参加します。
ツアーバスは、座席が普通に横2+2列だし(ダカールとアビジャンでは3+2列で窮屈でした)、エアコンも効くし、窓ガラスもきれいで、予想以上に立派でした。
一方、寄港地ツアーに参加せず個人で観光する船客は、港の出入り口までの無料シャトルバスに乗るために行列していて、バスの台数が限られていたため1時間以上並んだ人もいたようでした。

ルアンダ市街観光
最初の目的地の人類学博物館(当初は奴隷博物館を訪れる予定が改装中のため変更)は、アビジャンで見た民族衣装博物館よりはずっと見るものがあって楽しめました。


見学を終えてバスが出発したすぐ後、頭にたくさんのパンを載せた女性がちょうど通りがかりました。

次に、世界遺産のサン・ミゲル要塞を訪れました。ルアンダ市街観光としては一番見たかった所です。
ここは自由に歩けたので、さっさと一番高い所まで登り、全方位の景色が眺められるように城壁をぐるりと歩きました。

屋外の兵器の展示を見て、最後に地下の展示室も一番乗りで見ました。

そこにフリーWiFiがあったので、残りの見学時間で久しぶりに制限なくネットを使えました。
ルアンダ市街観光の最後に、アンゴラ初代大統領アゴスティニョ・ネトの霊廟を訪れました。要塞からも見えていたし、街中どこからでも見えそうな高い塔です。

棺のある部屋は撮影禁止でしたが、建物の中は広くてきれいでした。

塔の周りは広大な緑地になっていて、警察が警備をしっかりしていました。
暑い水辺でランチ
そこから先はパトカーの先導が付き、アビジャンほどひどい渋滞ではありませんでしたが、遅い車をどかしながら延々と1時間半も南へ向かい・・・

水辺にあるクワンザ・リゾートという所に着きました。

暑い中、日陰の外テーブルの席で、ソーダ缶1本+ビュフェランチをいただきました。

特にアフリカっぽい食事ではありませんでしたが、ンガリみたいなのや毛の付いた動物の肉があり、串焼きは美味しかったです。
ここでもフリーWiFiがありがたかったです。
ムーンバレー
最後に、今回一番見たかったムーンバレーの展望台です。ここからの景色は予想以上に素晴らしくて、このツアーにして良かったと思いました。
海に向かって左の方の崖は、米国ユタ州のブライスキャニオン国立公園みたいな景色です。

右の方の景色もなかなか良くて、特徴的な崖がずっと先の方まで延々と連なっていました。

さらに右の方へ歩いて行くと、すぐ下にヒダヒダを間近に見れるところがありました。

満足して、後はひたすら船に戻るドライブです。道中でバオバブの木を何本も見たのですが、動くバスの車窓からうまく写真に撮れませんでした。
船の門限に遅れる
ツアーは、ルアンダの見どころの一つであるベンフィカ市場に寄る予定でしたが、今日は閉まっているらしく、港の近くの別のマーケットに代わりに寄ると最初は言っていましたが、時間が押して、船の門限の17時半には間に合いそうなものの、市場を見る時間はなくなりました。
なんという奇遇か、今日はジョー・バイデン米大統領もルアンダを訪問していて、そのために船まで後2kmというところで道路が封鎖され、パトカーもバスも動けなくなりました。

ジリジリと封鎖線の一番前までは、パトカーの働きで移動しましたが、いつ封鎖線が解かれるのか分からないので、ガイドが船側と相談した上で、そこからバスを降りて歩くことになりました。

今日はまだ歩き足りてないし、おもしろい経験なので、歩くのは歓迎で、海沿いの歩道をとっとこ歩いて、ルアンダ市街の見どころの一つである国立銀行のきれいなピンクの建物の前も通りました。

2km弱、港の入り口まで歩いて行くと、別のバスが2台待ってくれていて、港の中を船まで送ってくれました。
船上では、出港を遅らせている我々ツアー客を船客大勢が待ち構えていて、歓声をあげて出迎えてくれました。

結局、門限の17時半から40分以上遅れていたので、船の寄港地ツアーでなければ置き去りにされてしまうところでした。
とても高いツアー(約$337)でしたが、本当にこのツアーにして良かったです。
船はすぐに出港して、部屋のバルコニーから出港風景を楽しみました。

夕焼け空と夜景がきれいでした。