ガーデンふ頭
7時の入港予定でしたが、6時半に起きてバルコニーに出ると岸壁はもう目の前で、楽しみにしていた名古屋港への入港風景を見逃してしまいました。少なくとももう30分は早く起きるべきでした。
ノルウェージャン・サンが接岸するガーデンふ頭は、すぐそばの名古屋港水族館を5年前に訪れた時に帆船の日本丸が係留されていた所で、展望室と海洋博物館がある名古屋港ポートビルが目をひきます。

9時過ぎに下船しました。地下鉄の名古屋港駅まで数分で歩けるとても便利な港です。

駅に向かう途中、南極観測船ふじとタロ・ジロの像がありました。

この付近だけでも1日過ごせそうですが、5年前に水族館・ふじ・展望室・海洋博物館はセット券で全部見てしまったし、名古屋城や熱田神宮なども既に観ています。
名古屋寄港時にどこを観光するか、なかなか思いつかないので、船の寄港地ツアーにどのようなのか見てみたところ、トヨタ産業技術記念館とノリタケの森を見学するツアーがあり、どちらもまだ行ったことはないので、個人で見に行くことにしました。
繊維機械から始まったトヨタ
電車を乗り継いで1時間ほどでトヨタ産業技術記念館に着き、最初にテクノランドへの入場整理券をゲットした上で・・・

繊維機械館から見学しました。自動車のトヨタは、元々は繊維機械を開発製造する会社だったこと、繊維機械をどんどん進化させていったことが、順路に従って見ていくと良く分かります。

実際に機械を動かしながらの説明も随所であって、期待以上に楽しめました。

自動車作りの進化
繊維機械館の見学を通してトヨタのDNAのようなものを感じた上で、自動車館へと進みました。
自動車については全くゼロからの挑戦で、最初に「材料」とその「試験装置」からストーリィが始まるのはとても興味深かったです。
最初の頃は、写真のように車のボディひとつ取っても手作り感たっぷりだったのが・・・

今やロボットがさっさか組み付けていきます。
シャシにボディを載せるところも、実際に動いて見せてくれておもしろかったです。

一通り見たところで、近くのイオンモールのフードコートへ行って、大好きな味噌煮込みうどんのランチにしました。

最後に、時間指定の入場整理券をもらっておいたテクノランドを見ました。どちらかと言うと子供向けな感じでしたが、童心に帰って、いろいろな体験コーナーを楽しみました。
カートを運転して床に投影されるガイドを追いかけるゲームでは、最近はほとんど車を運転していない妻に負けてしまいました。

陶磁器製造工程を見学
次に、歩いて行けるくらいのところにあるノリタケの森に向かいました。
名古屋が本社の陶磁器メーカー「ノリタケ」の複合施設で、トヨタ産業技術記念館の方から歩いて行くと、最初に初期の頃の窯が保存展示されていました。

ノリタケのミュージアムはどこだろうと歩いて行くと、広大な公園にいろいろなクリスマスデコレーションがなされていて華やかです。

想像していた以上にノリタケの森は広大で、ミュージアムや製造工程を見学できるクラフトセンターは、その一角にありました。

中は写真撮影禁止でしたが、職人が実際に絵柄を描いているところを間近に見れて、質問もできるようになっているのは良かったです。
出港
今日の出港予定時刻は17時。全員帰船しなくてはならない門限は16時半です。
16時半頃にバルコニーから眺めていると、昨日も清水港で門限に遅れた同じ人が今日も遅刻して戻って来たので、乗船前に船のオフィサーから叱られている様子が見えました。
予定通りの17時、暗くなる頃に船は出航しました。岸からはペンライトを振りながら見送ってもらいました。

すっかり暗くなった後もバルコニーを離れず、車で福岡の実家に帰省する際にいつも通る伊勢湾岸自動車道の橋をくぐるまで出港風景を見届けてから、レストランに夕食に行きました。

感謝祭の特別メニュー
今日は、サンクスギビング(感謝祭)の特別メニューになっていました。

妻は感謝祭っぽいターキー、私はビーフサーロインにしました。

アラスカクルーズで一緒だったOさんが1人で食事をされていたので、隣のテーブルにしてもらって色々お話ししましたが、この船のゲストサービスのスタッフの1人は、アラスカクルーズでも乗船していた日本人で、このクルーズの日本人船客は32人とのことでした。
乗船以来、思ったより日本人を見かけないので、もっと少ないのかと思っていました。
ところが、食後にシアターにショーを見に行くと、すぐ後ろの列に日本人夫婦が2組も座っていて、急にたくさん日本人に出会うようになっておかしかったです。

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