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テンダーで上陸
ノルウェージャン・サン号は、ケアンズから引き返すように南下して、エアリービーチ沖に錨を下ろしました。

港から迎えて来てくれた2階建ての大きなテンダーに20分ほど乗って、エアリー港に上陸しました。

今日は「ホワイトヘブンRIBアドベンチャー」という寄港地ツアーに参加して、ウィットサンデー島の反対岸にあるホワイトヘブンビーチを訪れます。

高速ゴムボートで滑走
エアリー港でRIBと呼ばれる硬式ゴムボートに乗り込み、最も冒険的な席だという説明があった最前列がまだ空いていたので、我が家はそこに座りました。

10時過ぎに出発し、港を出るまではゆっくり進んでいましたが、最後の航路標識を過ぎた途端、どーんと加速しました。
時速50kmで、スリルをより楽しめるように左右に蛇行しながら、水上バイクさえ追い越して海面を滑走します。

幸い海がとても穏やかだったので、出発前に脅かされていたほどの波飛沫は全然浴びなくて、景色の写真を撮る余裕もありました。
1時間ほど乗ったところで、ウィットサンデー島(右)とフック島(左)の間の海峡が前方に見えてきました。

海峡を通り過ぎる時は、左右の自然豊かな島の景色を間近に楽しめました。

息を呑むホワイトヘブンビーチの美しさ
あれがそうかなと思える白いビーチの方には向かわず、半島をはさんで反対側にある普通の小さなビーチにアプローチして・・・

足を濡らしながら上陸すると、ボートは我々を置き去りにして去って行きました。

島流しにされたツアー客は、ガイドに先導されて半島を横切るようにトレイルを登って行くと・・・

突然、目の前にアッと息を呑むほど美しい景色が開けました。

ホワイトヘブンビーチという名前の通り白い天国のような砂浜ですが、真っ青からターコイズブルーへのグラデーションが美しい海とのコントラストが絶妙であるゆえの絶景です。

もうすぐ干潮という頃に訪れたので、ほどよく砂州が顔を出していて、最も美しい姿を見られたのかなと思いました。
透き通った海でプカプカ
上からの景色をたっぷり楽しんだ後、白いビーチへ降りて行きました。

我々を島流しにしたRIBボートは、こちらに先回りして来ていました。

このツアーには食事は含まれないと説明に書いてあったので、我が家は港で買って来たバーガーをまずビーチで食べて、それから泳ごうとすると、なんとボートの上で弁当が配られていました。もうお腹いっぱいなので、缶ジュースだけもらいました。
クラゲがいるから泳ぐ人は着るようにと配られた上下つなぎのラッシュガードを着て、持って来たフローティングチェアに座って、プカプカ浮かびながら透き通った海を楽しみました。

1時間ほどビーチで過ごし、すっかり満足して帰路につきました。

現代のアマゾネス
帰りのボートの上でもフルーツやお菓子が配られ、食の面でも充実したツアーでした。
このツアーは、高速ゴムボートの操縦や激しく揺れるボートの上での飲食物の配布から上陸時のトレイル歩きのガイドまで、若い女性2人だけで仕切っているのはオーストラリアらしいなと思いましたが、ツアーの最後の方でそのことに言及していたので、まだ当たり前になっているとまでは言えないのかもしれません。

格好よく頼もしいブラック・ベッティ号のデイジーさんとカイラさんでした。
ラグーンプール
ツアーが終わったのは15時で、ほとんどの人はそのまま船に戻りましたが、最終テンダーの18時までまだ時間はあるので、我が家は海岸沿いに歩いてエアリービーチのダウンタウンに向かいました。

暑いけど気持ちの良い遊歩道を歩いて行き、ラグーンプールまで来ました。よく似たのがケアンズにもありましたが、その時は泳がなかったので、ちょっと気になっていたのです。(どちらも無料です。)

とても水がきれいで温かく快適なので、いつまでも入っていられます。深さも浅いところから深いところまでゆっくりスロープになっていて安心で、泳ぐというよりは歩き回って楽しみました。

オーストラリアらしいラグーンプールを体験できて良かったです。
とってもアクティブで充実した1日になり、寄港地エアリービーチは気に入りました。
日本語の縁が広がる
その晩、夕食を済ませてレストランを出たところで、出港日以来船内で見かけなかったR&M夫妻(奥さんが日本人)にばったり会えたので、日本語でおしゃべりしていたところ、「日本語が聞こえて来たから」と言って神戸育ちのドイツ人女性Tさんが日本語で声をかけてくれました。

そのご主人のRさんも含め日本語の縁で出会ったことを記念して一緒に写真を撮りました。
2人のRさんは、1人はサーファー、もう1人はトライアスロンの選手で、とってもアクティブです。それぞれの出会いや旅のお話を聞けて楽しかったです。