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航程変更
今回のオセアニアクルーズの元々の航程では、オークランド出港後、3日間の終日航海日をはさんで、オーストラリアのブリスベンが最初の寄港地となる予定でした。

ところが、そのブリスベンにはサイクロン「アルフレッド」が接近中で、出港前からどうなるかなあと気になっていました。

その心配は現実となり、出港翌日の朝10時、船長から航程変更の悲しいアナウンスがありました。
ブリスベンは抜港で終日航海日が1日増え、ケアンズとエアリービーチの寄港順序が入れ替わり、エアリービーチの滞在時間は1時間増えるものの、ケアンズの滞在時間はほぼ半日短縮されることになりました。

この日程だと予約しておいたケアンズでの次の2つの現地ツアーはどちらも無理なのでキャンセルしました。
- 1日目 午後〜晩のパロネラ・パーク
- 2日目 フィッツロイ島往復
我が家は28年前にケアンズへ2週間の家族旅行をしてほぼ見尽くしているので、それほどガッカリはしませんでしたが、このクルーズで初めてケアンズを訪れてグレート・バリア・リーフなどでのアクティビティを計画していた船客は、ほとんどそれが無理な日程になってしまったので、さぞかし落胆したことと思います。
とは言っても、安全第一な船の運行のために抜港や航程変更は、これまでのクルーズでも2回に1回はあったし、そういうのに慣れたリピーターの船客も多く、淡々と受け入れるという感じです。
ブラジル肉料理と赤ワイン
ロイヤリティがプラチナ以上の特典で、1つのクルーズ中に2回、有料のレストランを無料で使え、その内1回はワインが1本無料で付くので、最初の終日航海日にその特典を使って、ブラジル料理レストラン「モデルノ・シュラスカリア」で赤ワイン付きのディナーにしました。
ここのサラダバーは、お寿司もあるし美味しいものが多くて気に入っています。

次々と運ばれて来るいろいろな種類の肉の中から食べたいのを選んでテーブルで切り分けてもらいます。

無料になるワインの中では、ジンファンデルの赤ワインが気に入っているので、これを頼むことが多いです。

私はそれほど飲まないのでグラス1杯で十分で、妻は飲まないので、余った分はボトルキープしてもらい、後日、船のどのレストランで食事をする場合でも、持って来てもらって続きを飲めるようになっています。
船の食事事情
普段は、時間の制約がない限り、船尾のレストランで食べることが多いです。
朝食は、毎回ほぼ同じものを食べています。私が必ず頼むのは、トマトジュース、ヨーグルトパフェ、フルーツサラダ or ハーフグレープフルーツで、メインは、その時のメニューと気分で変わりますが、お気に入りはシャクシュカ(中近東料理)やエッグベネディクトです。妻はスモーク・サーモン・ベーゲルが大のお気に入りで毎回頼んでいます。

レストランでばかり食べていると野菜不足になる感があるので、昼食はビュフェにすることもよくあり、サラダバーで野菜をたっぷりめにいただきます。

ただ、このノルウェージャン・サン号は比較的小さな船なせいか、ビュフェの品揃えはイマイチでした。
時々、船室のバルコニーでおやつタイムにすることもあります。

おやつ中に、飛んでいるトビウオを見かけました。
日課のウォーキング
食事は美味しいし食べ放題なので、放っておくとどんどん体重が増えてしまいます。
そこで、終日航海日には、6階の周回デッキをぐるぐるとウォーキングするのが日課で、そういう人は多いです。

私はここ数年毎年1500km歩くことを目標にしていて、1日当たり4.1kmになるので、1周480mのデッキを9周歩くことにしました。

このウォーキングでほぼ5千歩になります。それ以外に、船首寄りの船室から、よく使う船の施設が集中している船尾へ行ったり来たりしていると、それだけで毎日5千歩くらいは歩くので、終日航海日の1日目日曜日も2日目月曜日も自然に1万歩を超えていました。(写真は、3日目火曜日のウォーキングの途中で撮ったスクリーンショットです。)

船は月曜日に南回帰線を越えて北上しているので、日向を歩くのは暑くなってきました。
船内イベント
4日間連続の終日航海日ですが、いろいろな船内イベントがあって退屈することはありません。
これまでのクルーズではなかったチョコレート・ワークショップという珍しいイベントがあり、シェフがチョコのお菓子作りを実演した後、配られたチョコを美味しくいただきました。

毎日いろいろなトリビアもあって、我が家が参加できそうなものは楽しんでいます。写真は、国名当てトリビアで、国旗に強い妻が1位タイになりました。

このクイズの後は、船のプールとジャグジーにつかってのんびり過ごしました。
クルーズeSIMの使い勝手
今回初めて使ってみたGigSky Cruise + Land eSIM(Asia Pacific版)は、洋上でもちゃんと使えました。スマホから見ると、まるで船内のどこかに携帯基地局があるような感じです。
私の分と妻の分とまとめてデータ残量が簡単に確認できるのも便利です。

ただ、我が家の船室では電波が弱くてつながらないことも多く、船の公共エリアに移動してネットにつなぐような使い方になるのが残念な点でした。
それでも船の有料プランよりはずっと安いのでありがたいです。
4日間のその他の出来事
今回の船室は、最初、洗面所の床が水漏れでビショビショになっていたので、何度か技術者に来てもらって修理してもらいました。
プラチナ以上の特典の中では、1クルーズについて1人1袋ランドリーが無料になるのが1番ありがたいです。今回、2週間以上の長いクルーズの場合は、基本的に1人2袋まで無料になることが分かり、前回のアフリカクルーズではそれを知らずに損しましたが、このクルーズでは2人合わせて4回、4日に1回はランドリーに出せるので、毎晩の日課だった洗面所での洗濯からすっかり解放されることになりました。
船は、南行するサイクロンの北側をまわってケアンズに向かいました。タスマン海は少し荒れてましたが、外洋でよく経験するくらいの揺れだったので、連続4日間の終日航海日は、普通にクルーズを楽しめました。