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ポートクラン入港
5時頃に目覚めると、船はまっすぐな狭い水路を進んでいて、右舷側は港湾施設が延々と続いています。

上のデッキに出て左舷側を見に行くと、真っ暗で灯一つ見えず、対照的なのがおもしろかったです。
地図で確認すると、この辺りは島や水路が複雑でおもしろそうな地形です。

船は、マレーシア最大の貿易港であるポートクランのクルーズターミナルに接岸しました。

隣には3本マスト・スクーナー型のリリ・マルレーン号(Lili Marleen)が停泊していました。

主にチャータークルーズに使われるマレーシアの帆船で、かつての日本の帆船で乗ったこともある「海星」と似た型で大きさもほぼ同じです。
クアラルンプール市街観光
マレーシアは2度目ですが、首都クアラルンプールは未見なので、今日はバスで1時間ほどのダウンタウンへの送り迎えだけしてくれる寄港地ツアーを利用して、個人で市街観光をすることにしました。
バスは、スンガイ・ワン・プラザというショッピングセンターに着きましたが、まだ開店前なので店内のATMも両替所も使えません。
とりあえず手持ちカードのタッチで乗車可能なバスで、街1番の見どころらしいペトロナス・ツインタワーへ行ってみましたが、着いた所は角度が悪くてツインに見えず(写真↓右側のビル)、上に登るチケットを当日入手するのも無理そうです。

代わりにKLタワーに登ろうと、そこへの無料シャトルバスが出る駅まで電車(MRT)で行きました。電車は現地通貨しか使えないので、ツインタワー下のモールのATMでRM200(約US$45)引出しましたが、今度は手数料無しでした。
ところが、駅周辺を探しても人に聞いてもKLタワーへ行くバスの乗り場が分かりません。歩くには暑すぎるので諦めて、また電車に1駅乗って、次の目的地のスルタン・アブドゥル・サマド・ビルという格好いい歴史建築を見に行くと、なんとゲートが閉まっていて中に入れません。(写真↓はゲートから撮影)

裏に回ると、近寄れないものの、それなりに外観を眺めることはできました。

近くにある国立モスクも歩くには暑すぎるし短パンはNGなのでパス。
次は、我が家として今日1番の見どころに定めていたバタフライパークです。そこまで1.5kmなので歩いて向かい出してすぐ、スリにリュックのチャックを開けられていましたが、貴重品は入れてなかったので何も取られず無事でした。
距離はそれほどないのに、炎天下を歩くのは辛く、とても遠く感じます。
途中、ASEANサミットのモニュメントを見かけました。

地図アプリが示す「後何分」がなかなか減らず、途中に標識もないので本当にあるのか心配になってきたバタフライパークにようやく着きました。
バタフライパーク
広くはないけど、木陰で水も流れていて涼しげなケージの中をたくさんの蝶が飛んでいて癒されました。

特に美しく目を惹かれたのはアカネマダラシロチョウです。

飛び回っているたくさんの蝶を写真にとらえるのは難しかったですが、オレンジに群がっている蝶たちはゆっくり撮影できました。

暑さにへばっていたので、帰りはタクシーで集合場所のショッピングセンターまで戻ると、バス代程度の料金でした。
マレーシアンランチ
フードコートでマレーシア料理のランチにすると・・・

何かのキャンペーンでカレー麺みたいなのがおまけで付いてきました。

マレーシア料理は、いくつかちょっと食べにくいのもありましたが、おまけの麺は美味しかったです。
現地通貨の残りは、持ち帰り用の食料を買って使い切りました。
フレンチディナー
夕食は、特典を使って船のフレンチレストラン「ル・ビストロ」でいただきました。ここのマッシュルーム・スープは、大のお気に入りです。

明日寄港するタイの時間帯に合わせるために、寝る前に時計を1時間戻して時差調整しました。