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富士山頂より高い所を走る高原列車
朝、タクシー(3ソル=105円)で駅まで行って、列車に乗りこみました。1等(インカ・クラス)が4両、2等(ツーリスト・クラス)は最後尾に1両。ところが、車両自体も車内のシートも、全く1~2等で差はなし。どうも1等(30ドル)と2等(19ドル)の差は食事代が含まれているかどうかだけみたいです。
定刻朝8時に列車は出発して、川沿いにだんだんと上って行きます。
クスコ市街を抜けると草原が広がり、リャマの群れを見るようになり、やがて、雪山も現われました。
2等でもちゃんと食事や飲み物の注文を取りに来てくれました。昼食は途中の駅に停まった時にきっといろんな物を売りにくるであろう現地の人から買うつもりだったので、コカ茶だけ注文しました。
長い1日なので、子供達にトランプの「ナポレオン」を教えたら、それにすっかりはまって、何度も何度もやりました。
今日の路線で一番高度の高いララヤ峠は、標高4335mもあります。富士山の標高が3776mですから、それよりもはるかに高い所です。でも景色は意外に緑が多くてびっくりです。皆でじっと席に座ったまま脈拍を測ったら、全員毎分100拍以上ありました。
思ったより駅に停まらないし、停まっても物売りがいなかったりで、遅いお昼になりましたが、ようやく途中駅で売りに来た人から手作りパイと甘いパンのお菓子を買って食べました。なかなか美味しかったです。
最後の方はティティカカ湖のすぐ際を走りました。
ティティカカ湖畔の街「プーノ」の宿と夕食
定刻より2時間以上遅れて、暗くなった19時頃に終点プーノ(標高3827m)に着きました。
貨車に預けさせられたリュックを受け取って駅を出ると、ホテルや旅行エージェントの客引きの群れに取り囲まれました。
今日の宿はまだ予約してなかったのですが、ガイドブックで目星を付けておいた第1候補のホテルの名前(Hostal Los Uros)をかざした客引きがいたので、その人にホテルまで連れていってもらいました。トイレ・シャワー付き4人部屋(ベッドは5つ)が、60ソル(2100円)です。2部屋に分かれるより、同じ部屋の方が、やっぱり楽しくて便利です。
お湯が夜は19~21時の間しか出ないとのことで、先にシャワーを浴びて、夕食を食べに出ました。ガイドブックでおすすめだったレストランが見つからず、適当な所に入ったら、ここはちょっとはずれでした。
息子もまたすっかり元気を取り戻したようで一安心です。