この記事は約4分でお読みいただけます。
スケボーを見て荒川へ
運河だらけの東京都江東区の一角にある汐浜テラスを定刻17時半にボートは出航し、配られた深川めし(ピンボケ失礼)をいただきながら、汐浜運河を南に向かいました。
幅広い砂町運河に出て左折すると、右側に夢の島スケートボードパークがあり、オリンピック2連覇を成し遂げたばかりの堀米雄斗選手を祝う横断幕が掲げられていました。
ここは「堀米パーク」とも呼ばれていて、東京五輪で金メダルを取った江東区出身の堀米選手の呼びかけもあって2022年11月に完成し、今日もスケートボーダー達がいろいろな技に挑戦していました。
東京夢の島マリーナを通り過ぎ、ボートは江東花火大会の会場となる荒川に向かいます。
台風の影響か強い南風が吹いていて、時々波飛沫も浴びましたが、おかげで恐れていた暑さはなく、水の上は爽やかで、汗をかかずにすむ凌ぎやすい気温でした。
場所取り合戦
片側交互通行の新砂水門(奥に見えるのは荒川河口橋)を通り抜けると広々とした荒川です。
荒川を少し遡って地下鉄東西線の鉄橋の手前まで来ました。
この橋と次の橋の間に係留されている台船が花火の打上場所で、橋の上流側170mまでの「許可船舶観覧区域」から見たかったのですが、このエリアは屋形船専用だそうで交通整理をしている船に追い返されました。
確かに花火見物のための屋形船が続々とやって来て、幅広い荒川もかなり船で混雑してきました。
海上保安庁のボートもパトロールしていて、実際にすぐ近くで屋形船とプレジャーボートの接触事故も起きていました。
結局、少し下流側に戻ったところで錨を下ろし、斜張橋越しに打上花火を観覧することになりました。
乗っているボートや屋形船は川の流れを受けて船首を上流側に向けて停まっているのですが、背の高いプレジャーボートなどは強い南風を受けて船首を下流側(南側)に向けて停まっているのがおもしろかったです。
打上げ開始
40分ほど待って19時過ぎにいよいよ花火が打ち上がり始めました。
江東花火大会は打上数が約6千発で中規模ではありますが、打上花火をじっくり見るのは13年ぶりだったので、昔に比べると色も形もよりバラエティに富んでいるような気がしました。
帰路
1時間ほどの花火の打上げが終わると、見物船が一斉に片側交互通行の水門を目指しました。
しかし、それほど待たされることもなく、割り込みするようなマナーの悪い船もなく、水門を通過できました。
満潮に近い時刻だったので、一番低い橋をくぐる時には、首をすくめたくなる感じでした。
今回利用したのは、下町探検クルーズがれおん社の江東花火大会クルーズ(弁当・お茶付き1人19,000円)です。
打上花火を船から観覧するのは、場所取りの心配がなく、暑さも回避できるし、花火も見やすくて良かったですが、背もたれがないベンチ状の椅子に3時間以上も座っていたので、ちょっとお尻が痛くなりました。
またいずれどこかの花火大会を見るならば、今度は背もたれ付きの椅子が欲しいと思いました。