ハワイ火山国立公園(世界遺産)

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山の天気

今回ハワイで一番行きたかった世界遺産のハワイ火山国立公園を目指して6時過ぎに出発しました。カイルア・コナの宿から片道2時間のロングドライブです。

今日の天気予報も道中の天気も晴れか曇りでしたが、国立公園の標高の高い所は雲の中で、ビジターセンターに着いた時には霧で視界もないし、しっかり雨でした。

そこでまずは、チェーン・オブ・クレーターズ・ロードで海岸まで降りて、標高が低い所にある見どころを先にめぐり、その間に雲が上がることを願うことにしました。

見渡す限りの溶岩の荒野を下って行くにつれて雨は収まってきて・・・

一般車が行ける道路の終点に着いた時には雨が降った跡もありませんでした。

健気な溶岩アーチ

その先へ片道0.5kmほど歩いてホーレイ・シー・アーチを見に行きました。

崖に打ち寄せる波と吹き上げる飛沫の迫力がすごくて、それに負けずに立ち残っている溶岩のアーチが健気に見えます。

反対側にも見渡す限り溶岩台地の崖の海岸線が延びていました。崖の高さは約18mあります。

段々の溶岩台地の景色

来た道(チェーン・オブ・クレーターズ・ロード)を引き返しながら段々になった溶岩台地をまた登って行きます。

まず一段登った所で海の方を振り返ると、最下段の黒々とした溶岩台地がひたすら広がっています。

そこから二段目の方を見上げると、流れた溶岩の上にまた溶岩が流れ積み重なった様子が、色の違いでよく分かりました。

三段目を登った所のケアラコモ展望台からの眺めは、もう月の世界のようではなくて、木や草もある温かみのある景色になりました。

ここで絶景を眺めながらおやつタイムにしました。

荒野に鮮やかな植生

さらに登って、いくつかのトレイルの出発点(パウ・フルフル・トレイルヘッド)に車を駐めて、短いトレイルを歩こうとしましたが、また雨がパラつきだし、霧で視界も悪く、地面の踏み跡もはっきりしないので、引き返すことにしました。

溶岩荒野の中でも、場所によっては驚くほどカラフルな植生も見られました。

車で出発してすぐの所にあったパウアヒ・クレーターでは、霧が晴れた隙にようやくクレーターらしいクレーターを見ることができました。

広くて長い溶岩洞

チェーン・オブ・クレーターズ・ロードを登りきり、クレーター・リム・ドライブに入ったところでサーストン・ラヴァ・チューブ(溶岩洞)を見に行きました。入り口はちょっと狭いですが・・・

中に一旦入ると驚くほど広く、また思ったより長く、溶岩が流れた跡の自然のトンネルの中をしばらく歩いて、向こう側へ抜け出ました。

かなり降っていた雨も洞内では関係ないし、ここは期待以上に良かったです。

キラウエア・カルデラ

クレーター・リム・ドライブを西へ進み、蒸気の噴出口がある所でサンドイッチ、バナナ、コーヒーのランチを済ませ・・・

そこからトレイルを少し歩いて、ようやくキラウエア火山カルデラを眺めることができました。

雨が上がり、霧は晴れ、青空も出てきて良かったです。

地獄めぐり

最後にビジターセンターからサルファー・バンク・トレイルを歩きました。

日本の温泉地にもよくある「地獄めぐり」みたいな所ですが、こういう場所を歩くのは大好きです。

ハワイ火山国立公園は、クルーズ船の寄港地ツアーで訪れる予定だったのが、急な寄港地変更でツアーが中止となり残念に思っていましたが、こうやって個人で丸一日かけて自由に観光できたので、かえって良かったです。

青い海

宿への帰り道、道路が一番海岸に近づく地点にあったハレオカネ展望台からの眺めは抜群でした。

雨模様の時間が多かった後に、青空の下、海がことさら青かったのが印象的でした。

グリーンフラッシュ

宿に戻り、夕食後に近くのマジック・サンド・ビーチまで歩いて行くと、ちょうど太陽が後少しで沈むところでした。

水平線の下に太陽が姿を消す寸前、グリーンフラッシュを見ることができました。

グリーンフラッシュとは、太陽が完全に沈む直前、または昇った直後に、緑色の光が一瞬輝いたようにまたたいたり、太陽の上の弧が赤色でなく緑色に見えたりする稀な現象(出典:ウィキペディア)です。

写真にも撮れたと思ったのですが、ライブフォト(数秒の動画)にしていたつもりが静止画だったので、残念ながら緑色には写っていませんでした。

日が沈んだ後でもビーチはまだまだとても賑やかでした。

さすがハワイと思った光景でした。

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