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パールハーバーへ
宿から急行バス1本でパールハーバーまで30分ちょっとで着き、入る前にスマホと水筒以外の荷物は全て預けさせられました。
主な見どころは4つありますが、午後は泳ぎたいので全部見る時間はないし、アリゾナ記念館(Pearl Harbor National Memorial)は予約しそこなったので、戦艦ミズーリと航空博物館だけ見ることにしました。
どちらも橋を渡って行くフォード島にあるので、シャトルバスに乗って、まずは戦艦ミズーリを目指しました。
戦艦ミズーリ
バスを降りると、太平洋戦争時のアメリカ太平洋艦隊司令官であったニミッツ提督の銅像に迎えられました
戦艦ミズーリの公開されているエリアはとても広大で、まずは10時からの所要30分の日本語無料ツアーでメインデッキを見た後、自由に艦内を見てまわることになりました。
メインデッキでは、何といっても主砲(16インチ)の存在感がすごいです。説明版によると「6個の火薬袋を使って小型車1台分ほどの重量の砲弾を最大で40km以上飛ばすことができる」そうです。
最後に火を吹いたのは湾岸戦争の時で、その際に撃った砲弾の数「289」が砲塔にペイントされていました。
日本が第2次世界大戦の降伏文書に調印したのは、東京湾に浮かぶこの戦艦ミズーリのデッキ上でした。
戦艦ミズーリの右舷には、特攻機(零戦)が突入してへこんだ跡がありました。
その特攻機の操縦員の遺体は、乗組員の反対もあった中、艦長の命により敬意をもって水葬に付されたそうです。
日本語ツアーの参加者は我々2人だけでしたが、ガイドのロメロさんから戦艦ミズーリの歴史を時におもしろい逸話も交えながら聞けて理解が深まり良かったです。
ツアー後は自由に艦内を見てまわり、戦艦ミズーリの写真だけで100枚になるほど見どころたくさんでしたが、個人的に一番興味があるのはブリッジ(艦橋)です。普通の船のようなブリッジもありましたが・・・
戦艦なので、分厚い鋼鉄の壁に守られた司令塔が別にありました。横須賀の戦艦三笠を見学した時にも同様の司令塔があるのを初めて見てとても印象的だった場所です。
見ごたえのある戦艦でした。
航空博物館
次に「太平洋航空博物館パールハーバー」を見学しました。
館内に入るとさっそく零戦が展示されていました。
日本軍の真珠湾奇襲時の飛行ルートを示す地図は興味深かったです。
ここの展示に限らずパールハーバー全体でのことですが、日本軍の作戦により米軍が大被害を受けた当時の時間的な流れと状況の変化を(米軍びいきではなく)第3者的な視点から事実ベースで淡々と説明されていたのがとても印象的でした。
館内を一通り見たと思ったら、少し離れたところにある大きな建物内にも・・・
屋外にも、それぞれたくさんの航空機の展示があって、とても全部をていねいに見る時間はありませんでした。
航空機好きなら、この航空博物館だけで丸一日過ごせそうです。
次回のお楽しみ?
パールハーバーで今回は見る時間がなかったのは、太平洋艦隊潜水艦博物館(写真↓)と・・・
アリゾナ記念館(写真↓)です。この白くて長い建物の下には・・
日本軍が真珠湾奇襲時に撃沈した戦艦アリゾナが沈んでいるのです。
これはぜひ見たかったのですが、予約受付開始日にうっかりしていて、開始時刻から数時間後に予約のウェブサイトにアクセスした時にはもう満席でした。
もしまたハワイに来ることがあれば、ぜひこの見残した2つも見てみたいです。
ワイキキビーチ
午後は、一度宿に戻り、水着に着替えてワイキキビーチまで歩いて行きました。
私が大学生の時の初めての海外旅行は、サンフランシスコ郊外でのホームステイだったのですが、その帰りにホノルルに寄ってワイキキビーチで泳いだことがあります。今回ハワイはその時以来2回目ですが、1回目のぼんやりした記憶は、ワイキキの海はそんなにきれいじゃなかった、水が冷たかった、だからあまり泳がなかったというイメージでした。
今回ハワイは初めての妻がワイキキビーチにはぜひ行きたいと言うので、そんなに良いところじゃなかったと言いながらも行ってみると、なかなか良いところでした。
海水の温度もちょうど気持ち良いし、波がかなりあるのは良し悪しですが、今回は持参したフローティングチェアでぷかぷか浮きながら波をやり過ごすのはおもしろかったです。
ワイキキビーチを見直しました。
屋台と夜景
宿(写真↓の奥に見える高層マンション)のすぐ近くに屋台村があったので、夕食はここでテイクアウトしたタイ料理を宿でビールを飲みながらいただきました。
日が暮れて、宿の部屋から眺める夜景は素晴らしかったです。