この記事は約4分でお読みいただけます。
ほぼ2ヶ月間に渡る南米・南極旅行もいよいよ帰国日となりました。
バスでマドリード空港に向かう
新型コロナウイルス感染者が増大し、緊急事態宣言が出されているスペインで、さらにロックダウンが行われるとの報道が昨日からありましたが、最新のニュースによると、実施されるのは明日月曜日からになりそうです。
朝7時過ぎ、早めに宿を出て、アトーチャ駅からバスで空港に向かうことにしました。
運賃を現金で払おうとすると、クレジットカードにしてくれと言われましたが、駅と同じくここでもタッチ決済対応のカードしか受け付けず、結局、ドライバーは渋々という感じで現金を受け取ってくれました。
ウイルス感染防止には有効ですが、スペインでは急速にクレジットカードがタッチ決済に移行しているようでした。
空港バスは、荷物置き場はたっぷりあるものの、プラスチックの座席はちょっと期待外れです。
電車よりは良い景色を眺めながら、40分くらいで終点のマドリード空港ターミナル4に着きました。
緊迫した雰囲気の空港で帰国便の出発を待つ
4時間前からチェックインを開始するイベリア航空のカウンターに、4時間5分前に並びました。
列の1つ前には、途方もなくたくさんの荷物を持った家族がいます。感染しないように一家でスペインを脱出するのでしょうか?
カウンターの職員の数も少なく、時間はかかりましたが、無事にチェックインできました。マドリードから成田への直通便は、今のところ予定通り飛ぶようです。
半分くらいの人はマスクを着用しており、ほとんどのショップやレストランは閉鎖されていて、空港内には緊迫した雰囲気が漂っています。
定刻に搭乗開始しましたが、出発の準備が整っても、管制の指示で、理由は分かりませんが、待たされています。
リラックスして成田までのフライトを楽しむ
30分ほど遅れましたが、無事に離陸できました。
明朝からロックダウンが施行されると、基本的に外出禁止、交通の便も半減しそうだったので、ギリギリのタイミングでスペインを脱出できました。
後で分かったのですが、このマドリードから成田へのイベリア航空直通便も、これが最後から2番目の便で、その後は運行が中止されたようです。
後はリラックスして成田までのフライトを楽しむだけです。ちょうどフランスのボルドー上空を通過する際、ジロンド川の河口が見えました。
去年クルーズしたミディ運河をさらにどんどん河口まで下ると、ここにたどり着きます。
記録的なスムーズさで帰宅する
映画を2本見て、2回目の機内食を食べて1時間ほどで、房総の海岸を越えました。
出発は遅れましたが、定刻よりかなり早く成田空港に到着しました。
検疫では、これこれの国からの帰国者はお申し出くださいのリストの中に、まだスペインは含まれていませんでした。
定刻10:10着の便でしたが、荷物受け取りや税関もすぐに済み、10:20発のリムジンバスに間に合いました。記録的なスムーズさです。
バスもがら空きで、13時ちょっと前に無事に帰宅しました。
その後の2週間は、自宅で自粛生活を送りましたが、新型コロナウイルス感染の症状が出ることはなかったので、ようやく無事に帰ってこれたのだとホッとしました。