ペリト・モレノ氷河をあちこちから眺める

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今日は、パタゴニア最大の見どころの1つである世界遺産のロス・グラシアレス国立公園ペリト・モレノ氷河を丸一日かけて訪れます。

ペリト・モレノ氷河に向かい、攻略計画を立てる

昨日予約したツアーは、エル・カラファテの街からの往復のバスとクルーズを組合せたもので、2時間ほどバスに乗ったところで、氷河が見えてきました。

ガイド代わりのプロ・フォトグラファーが、行きのバスの中で、氷河を見るための遊歩道の種類とおよその所要時間を地図を見せながら説明してくれたので、あらかじめどう歩くか計画が立てられて助かりました。

バスは、地図の右下の駐車場に着くので、我が家は、公園のシャトルバス(オレンジ)にまず乗った後、緑→赤→黄色→青の遊歩道をたどって、一番外周を時計回りに歩くことにしました。

氷河を左から右から、上から下から眺める

遊歩道を歩き始めると、いきなりガツンと素晴らしい景色が目に飛び込んできました。

まずは、幅が5kmほどもある氷河先端の左半分の方を、上から見下ろしながら歩きます。

しばらく歩いたところで、なんと、氷河先端の壁の一部が大崩落を起こして、すごい音がちょっと遅れてやって来ました。

これほど大きなスケールでの崩落が見られてラッキーです。急いで写真を撮りましたが、既に壁面の氷は水面に落ちた後で、それでもそれによって巻き上がった水煙はしっかり写せました。

遊歩道はだんだんと下って、氷河に近づいて、先端の氷壁を横から間近に眺められるようになりました。

写真(↑)の少し手前にある灰色っぽい塊は、説明板にDead Iceと書いてあったので、昔、大きな塊のまま崩落した氷がいつまでも残っているのかもしれません。

ぐるりと歩いて氷河先端の全体を見渡せるようになってきたので、全貌を超広角レンズで撮ってみました。

氷河先端の右半分は、この後、船に乗って接近します。

14時半からのクルーズに間に合うように、最初は急ぎめに歩いて、最後はゆっくりめに歩きながら、もう一度どこかで崩落が起きろ、起きろと念を送っていましたが、最初に見たほどの崩落はその後ありませんでした。

氷河先端を水上から眺める

クルーズは、それほど氷壁には接近しなかったので、展望台以上の何か特別なものが見られるわけではありませんでした。

船が、氷壁の左から右へまた左へと湖面をゆっくり漂う間、また崩落しないかと念を送り続けましたが、時々小さなかけらが落ちたり、パーンという割れ目が入るような音はしたものの、大した崩落は起きませんでした。

氷河先端の一番右端が陸地にかかる所を望遠でのぞくと、写真(↓)のようになっていて、氷河の圧倒的な力が感じられるようでした。

街に戻って自炊した夕食をいただく

素晴らしい景色を一日中眺められて、目がお腹いっぱいになり、帰りのバスでは居眠りしましたが、ターコイズブルーのアルヘンティーノ湖が見えてくると、また目が覚めました。

夕食は、チキンの丸焼きを半分に切って温めてもらったのを買ってきて、お気に入りのパタゴニア・アンバー・ラガーのビールに、おつまみのオリーブ、サラダ、ご飯の代わりにネギ入りラーメン、スイカのデザートを、借りているキッチン付きアパートの部屋でいただきました。

エル・カラファテの街は、何かのお祭りの真っ最中で、昨夜も一晩中ガンガンと街中に響き渡る音量で音楽が鳴っていましたが、今晩もまたうるさそうです。

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