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海底に拡がる池島炭鉱の跡にトロッコ列車で入る
トロッコに乗って炭鉱を探検できるという池島にフェリーで渡りました。長崎県の西彼杵半島の沖合7kmに浮かぶ、周囲4kmの島です。
途中で何とラッキーなことに、イルカの群れを船から間近に見ることができました。
ヘッドライトを付けたヘルメットをかぶり、ガタゴト走るトロッコ列車に乗って、18年前に閉山された九州最後の炭鉱の中に入って行きました。
元炭鉱マンのガイドで、坑内のあちこちを歩きながら、パネルを使った説明、道具や機械の説明、エアドリルの体験、照明を全部消して真っ暗闇の体験などを楽しみました。
海底の石炭層をどんどん掘り広げていた頃、鉱山の一番奥から外に出るには、2時間もかかっていたそうです。
閉山後の今は、海底で最高時速50kmの列車を走らせていた軌道も含め、炭鉱のほとんどが水没しているそうです。
池島のゴーストタウンを歩く
閉山前は数千人が暮らしていた池島に、今は100名ほどしか住んでいないそうです。ゴーストタウン化した街を、池島で生まれ育った方のガイドで歩いてめぐりました。
当時の暮らしの様子を保存したアパートの1室に入れるようになっていて、自分が子供の頃に家にあった懐かしい品々にも出会えました。
ガイドのおじさんは、子供の頃、今は廃墟のようになっている街に実際に住んでいたわけで、当時はどうだったかのリアリティのある説明と、目の前の風景とのギャップが、とても印象的でした。
特大の水イカ活き造りを堪能する
池島から高速船で神浦港に16時頃戻り、車で長崎市街に向かう途中、一緒に行ったKさんが港で見つけた「そとめ水イカ祭り」のチラシに載っていた久栄というお店で、イカの王様と言われるらしい水イカの活き造りをいただきました。
3人前分なので、今まで食べたことのないほど大きなイカが出て来ました。刺身で半身をいただいた後の残りの天ぷらと塩焼きもたっぷりあって、大満足でした。
長崎の世界新三大夜景を眺める
昼食が早くて軽めだったので、夕食も早めでしたが、お店を出るともう真っ暗です。最後に世界新三大夜景の1つに認定されたという長崎の夜景を見に行きました。
夜景スポットの稲佐山山頂の駐車場は渋滞していたので、中腹の無料駐車場から20分ちょっと歩いて登り、山頂展望台から長崎市街と港の夜景を眺めました。
宝石箱のような夜景も、その中を航海灯を点けて進む船の汽笛も、長崎情緒たっぷりで素敵でした。