玄武洞に驚き、冒険館で懐かしみ、地産地消の食を味わう

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朝のおやつにハマチの刺身

城崎滞在4日目の朝、9時の開店直後に漁協直営の鮮魚店に行くと、40cmほどもあるハマチがたったの400円だったので、サクにしてもらい、活きの良いうちにと、宿に戻って朝のおやつに半身を刺身にしていただきました。

日本海沿岸のキッチン付きの宿に滞在するからには、こういうことがしたかったのです。

玄武岩より古い玄武洞に驚く

今日の最初の目的地は、城崎温泉に近い玄武洞という所です。玄武岩の柱状節理がみごとです。

玄武岩でできているから玄武洞かと思ったら、なんと驚いたことに、「玄武岩」という名前は、玄武洞にちなんで付けられたそうです。

玄武洞は、中国の神話で天の四方の方角を司る4つの霊獣「四神」の1つの玄武にちなんだ名前ですが、玄武洞の近くには、残りの四神にちなんだ青龍洞白虎洞、(南・北)朱雀洞もありました。(四神のことは、後で友人のTさんに教えてもらいました。)

植村直己冒険館で懐かしい装備を見る

玄武洞に続き、兵庫県豊岡市のみどころの1つであり、出身地に建てられた植村直己冒険館を訪れました。

私は、高校では山岳部、大学では探検部に入っていたので、冒険家の植村直己さんは、憧れの人に近い存在だったこともあります。様々な展示を通して、その数々の偉業だけでなく、人間としても温か味のある人柄であったことを改めて知ることができて良かったです。

今見ると時代を感じる装備品の中には、高校の山岳部でもよく使っていた灯油コンロのSVEAなどの展示があって、懐かしく思いました。

命がけの“すす竹ご飯”を心していただく

冒険館を出て、神鍋高原という所まで少しドライブして、「旬菜料理」という看板にひかれて入った小さなお店でランチにしました。

日替わりランチの「すす竹ご飯」とはどのようなものか尋ねると、すす竹の実物を持って来て見せてくれました。根曲がり竹とも言うそうです。後で調べると、チシマダケという別名もある北方種で、この辺りが日本で生息する南限に近いようです。

山の中の笹で足元の見えない斜面でこれを採るのは命がけだそうで、一昨日にもお一人の方が命を亡くされたばかりだとか。

そんなお話を伺った後、出て来たすす竹そのものも、それが入ったご飯も、心して美味しくいただきました。

ちょっと白っぽいイチゴは、桃の香りのするイチゴでした。近くの道の駅で売られているのを見た時は、興味はひかれたけど買いはしなかったので、ここで食べられて良かったです。私の嗅覚は鈍いのであまり感じませんでしたが、妻はしっかり桃の香りがしたそうです。

旬菜料理の看板どおりの満足のゆくランチでした。

丹波漁火ラインをドライブし、日本海に触れる

神鍋高原からまっすぐ日本海に出て、丹波漁火ラインと呼ばれる海岸沿いの道から宿に戻ることにしました。

でこぼこの海岸線に沿って付けられた道は、断崖絶壁の途中にあったり、集落のある河口付近で内陸に回り込んで橋を渡ったり、景色も良く変化に富んだ楽しいドライブでした。

途中のきれいなビーチに立ち寄りました。良い天気だったので、海水に手をつっこむと、もう泳げそうなくらい温んでいました。

地産地消の美味しい夕食中、野生の鹿が現れる

朝買ったハマチの残りの半身はカルパッチョにして、神鍋高原の道の駅で求めた地元の野菜で豆ご飯なども作り、地産地消の美味しい夕食となりました。

食事中、ふと窓の外を見ると、体に斑点のある鹿がすぐ目の前で草を食んでいました。宿にチェックインした時に、鹿はよく出てくると聞いていましたが、実際に見られて良かったです。

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