旧信越線跡「アプトの道」を歩く

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時代越し合宿2日目の令和最初の日は、天気予報はずっと雨と言っていたのに、幸い午前中は良い天気になったので、「アプトの道」と呼ばれる旧信越本線の線路跡を歩くことにしました。

8時に軽井沢の宿を出て、旧道を通って碓氷峠を越えた先の熊ノ平駐車場に車を置いて、階段を上ると旧熊ノ平駅です。レールや架線が残っていますが、ここは新幹線の開通に伴って今は廃線です。

旧信越線にも新旧があって、アプトの道は、古い方の信越線跡を通るようになっていました。レールが残っている新しい方の信越線跡は立入禁止になっていましたが、年に何度か、そこを歩けるイベントもあるそうです。

供養碑や神社にお参りした後、最初のトンネルに入って行きました。適度に照明があるので、普通に歩けましたが、18時以降は照明が消えて真っ暗になるそうです。

トンネルを抜けると、またすぐ次のトンネルがあり、次々とトンネルを抜けます。

500m以上もある長いトンネルの途中には、明り採りの穴が開いていました。

その長いトンネルを抜けた所に、アプトの道最大の見どころ、めがね橋がありました。一度下の国道まで降りて、煉瓦造りの美しい橋を見上げました。

めがね橋の駐車場にあるお手洗いに立ち寄ると、ちょうど運良く、宿を少し遅れて出発したH家とも合流できて、ここからは8人で歩きました。

そこからもいくつかトンネルを抜けて、車道をくぐったり、碓氷湖やダムを見たりして、ゆるやかな坂道を横川駅に向かって降りて行きます。山の新緑がとてもきれいです。

思ったより時間がかかっていて、ふと気づくと、急いで歩かないと横川駅11:10発の駐車場に戻ってくるためのバスに間に合いません。

H家と私の2台の車のドライバーだけ先にとっとこ歩き始めてすぐ、地図を見て乗れたらいいなと思っていたトロッコ列車の駅があり、後10分で出るので、皆も一緒にそこから乗車しました。

車掌さんにも色々と質問できて良かったです。トロッコ列車は、変電所跡の建物がある丸山駅を過ぎ、途中からスピードを上げて、横川駅の隣にある鉄道文化むらに到着しました。

すぐに出るバスで駐車場まで戻り、車でまた横川駅まで戻って来て、お腹が空いたので、名物の峠の釜飯をいただきました。

トロッコ列車の切符には、碓氷峠鉄道文化むらの入場券が含まれていたので、雨が降り出した中、手早く観てまわりました。

昔、歯車を回して急勾配の旧信越線を登っていたアプト式の電気機関車の展示がありました。

この機関車には、架線の代わりの第3のレールから電気を取る仕組みがあり、興味深かったです。

13時半頃、早めに帰路に着いたので、連休のひどい渋滞には巻き込まれずに帰宅できました。

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