東北04: 男鹿半島のなまはげ文化を体験し、鳥海山から日没を眺める

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八郎潟の干拓地、それを囲む水路、残った湖を眺める

今日はまず八郎潟に向かいました。日本で2番目に大きな湖だったのが、干拓でほとんど陸地になった所です。干拓地の周りをぐるりと取り囲む水路の内側に沿って八郎潟を縦断しました。水路は思ったよりも幅があります。

八郎潟の良い展望台になっている寒風山に車で登り、八郎潟と男鹿半島を眺めました。写真にも干拓地を囲む水路の一部が見えていますが、右の方の広がった水面が、現在残っている狭い意味での八郎潟です。

昨日の宿の女将さんの話によると、この干拓地で農業をしている人は、結構裕福なのだそうです。広くて真っ平らで機械化しやすいので生産性が高いおかげかと想像しますが、本当のところは知りません。

なまはげを体験し、その素晴らしい文化に感嘆する

次に、男鹿半島にあるなまはげ館に行きました。単なる博物館なら、それほど興味はなかったのですが、昨日の宿の女将さんから、そこで「なまはげ体験」ができると聞いて、俄然興味が湧きました。

なまはげ館に隣接する男鹿真山伝承館という古民家風の建物に入り、畳の上に座って待っていると、この家の主人と、なまはげの先触れがまず出てきて、ショーが始まりました。大晦日の夜、男鹿半島の民家に自分が一緒に居るところに、なまはげがやってくる設定です。

突然、大きな音を立てながらなまはげが入って来ました。すごい迫力です。目の前で、主人となまはげの間で、地元の方言で、ユーモラスなやりとりが始まります。

基本的に、なまはげが家族皆がちゃんと勉強したり働いているかを言葉で攻めるのに対して、主人がしっかりやっていると応え、うまく応えられない時には、まあまあとお酒をついでかわそうとしたりします。

このショーは、最高に面白かったです! 迫力もあるし、なまはげ文化の素晴らしいところがよく分かりました。

なまはげ館でも、なまはげの衣装を試着できたり、男鹿半島の各部落ごとのなまはげが、60種類も展示してあって圧巻でした。

男鹿半島を海岸沿いに一周する

男鹿半島を海岸沿いに1周することにしました。北西端の岬には、ずらりと海鮮物の食事ができる店が並んでいたので、1往復歩いて店比べをした後、漁師の店という所で、魚の炭焼き定食と刺身定食のランチにしました。

ここには、ちょうど北緯40度線が通っていて、それに沿って並べられた石のモニュメントが面白かったです。

海岸ドライブの終わり頃にゴジラ岩に立ち寄りました。ここには灯台もあり、付近のゴツゴツした海岸を少し歩き回りました。

鳥海山から日本海に沈む夕陽を眺める

その後は、ひたすらドライブして秋田県を南下し、鳥海山へ向かいました。鳥海ブルーラインを登り、車で行ける最高地点の鉾立展望台に日が沈む前に着きました。

付近を歩いて景色を眺めながら、日没を待ちます。海もいいけど、山自体の景色も紅葉が見頃で良かったです。

夕陽で山の紅葉がますます輝いています。少し雲はありましたが、太陽が日本海に沈むまで、素晴らしい景色を楽しみました。

暗くなっていく中、山形県側に山を降り、前日予約した酒田駅前 白鳥荘という旅館に泊まりました。

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