トルコ04: シルクロードを走り、カッパドキアの洞窟ホテルに泊まる

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名物ヨーグルトを食べてコンヤに向かう

今日は、全行程中で移動距離が最も長い1日です。昨日と同じく、5時起き、6時に荷物を出して朝食、チェックアウトして7時に出発という慌ただしい朝でした。

最初のトイレ休憩では、ガイドのおすすめに従って、松の蜂蜜かけケシの実入り牛と山羊のヨーグルトを食べてみました。お皿をひっくり返しても落ちてこないほどの粘り気があるのですが、癖のない味で美味しかったです。

10ディナール(270円)は観光値段な気がするけど、こういう地方の名物を教えてくれて食味できるのもパッケージツアーの良い点の1つです。

段々と山がちの景色になり、遠くに雪山も見えます。大理石の切り場や、両側のサクランボの木が白い花で満開で綺麗な所も通りました。

コンヤに着いて、トルコ風舟形ピザを食べる

午前中いっぱいバスに乗ってコンヤに着きました。古都ですが、街並みは新しく秩序がある感じがします。

最初に、幾何学模様の浮き彫りが美しいインジェ・ミナーレ神学校の外観だけ見学しました。

昼食は、これまた名物のトルコ風舟形ピザです。本当はピデという食べ物で、ピザとは全然違うからそう呼ぶのは正しくないとのガイドの話ですが、そう説明するのが一番分かりやすい姿と味です。

ガイドのおすすめに従って、サイドサラダをピデに乗せながら美味しくいただきました。

メブラーナ博物館を見て、旋回舞踏の神秘に迫る

コンヤの一番の見どころであるメヴラーナ博物館は、霊廟の雰囲気や装飾が良かったです。

くるくる旋回するトルコの踊り(セマー)がありますが、あれは、元々は、イスラム神秘主義のメヴレヴィー教団の信者の祈りだったそうで、その教団の創始者メヴラーナの霊廟がここなのです。

あんなにくるくる回ってよく目がまわらないものだと不思議に思っていましたが、神との一体化を求めてトランス状態に入る祈りの行為だったということで、何となくナルホドと思いました。

シルクロードを走り、隊商宿を覗く

コンヤを出ると、昔のシルクロードであったまっすぐな道を延々と走りました。

トイレ休憩に寄ったスルタンハンという所に、当時の隊商宿であるキャラバンサライがあったので、我が家だけ入場料を払って手早く見学しました。中庭は大したことなかったけど、奥の建物の中は意外なほどの広さがあって、当時の様子が想像できて良かったです。

後でガイドに聞くと、奥の広い屋内スペースは動物をつないでいた場所、中庭は交易品の市場、中庭の右側と左側に小部屋が並んでいたのは、どちらがどっちか忘れましたが、それぞれ夏用と冬用の宿坊だったそうです。

悪天候の中、カッパドキアを目指す

コンヤを出てカッパドキアに向かう途中、すごい雨になって、道路に水が溜まっているのを派手に跳ね上げながらバスは高速で走り、ちょっと怖いくらいでした。

明日の早朝に予定されていた熱気球は、天気予報が強風のため中止との連絡が入り、とても残念です。

でも、18時頃にカッパドキアに着く前に雨は上がりました。今日はそのままホテルに向かう予定でしたが、ガイドの判断で今日中に2ヶ所まわっておくことになりました。

カッパドキアの奇岩群に圧倒される

今回の旅行で5番目の世界遺産で、私が一番楽しみにしていたカッパドキアの奇岩風景をウチヒサルという所で初めて間近に観ました。思わず歓声をあげました。ようやくカッパドキアの奇岩をこの目で見れて嬉しいです。

ツアー客から歓声が上がるとガイドのムスタファさんも嬉しそうで「明日はこういう景色をたくさん見ますが、最後まで飽きずにこんな風に反応してくださいね」なんて、流暢な日本語で言ってます。

ホテルがあるギョレメに向かう途中で、奇岩群を俯瞰できるギョレメ・パノラマに立ち寄りました。素晴らしい景観です。雨上がりのせいか空気が澄んでいて、東方向を眺めているので夕方の今は順光です。今日のうちにここに立ち寄ったのは大正解で、明日の午前中だと逆光だし、午後だと空気がもやってしまいます。

ここはデジカメのズーム写真と双眼鏡が大活躍しました。上の写真の左上の辺りの景色をズームしたのが下の写真ですが、右寄りの大きな建物が、今日から連泊する洞窟ホテルです。明日の夕方には、上の方の赤っぽい色をしたローズバレーに行く予定です。

上の写真の右下の辺りをもっとズームしたのが下の写真で、右上が泊まるホテルで、手前の奇岩群の間を、翌朝、我が家は朝食前に散歩しました。

いつまでも眺めていたい景色で、実際ずっと眺めていました。

洞窟ホテル

カッパドキアで連泊するギョレメ・カヤ・ホテルも最高でした。岩の中をくり抜いて造られた客室に泊まるので、部屋ごとに大きさも形も違っているし、雰囲気満点です。部屋までの通路も迷路のようで素敵でした。

夕食のビュフェも美味しく、ここで連泊できるのが楽しみです。

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