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トルコ航空の直行便でイスタンブールへ
成田空港を定刻21:25より20分くらい早く出発しました。
後ろの方の席だったので、夕食がなかなか出てこなくて、「焼きとり」の方はもう無くなってしまい、「トルコスタイルハンバーグ」の一択になったけど、トルコ料理のキョフテのことでした。中東旅行中によく食べた懐かしい味で、美味しかったです。
初日の観光がハードなので、映画を見るのは我慢して、機内では概ね眠っていました。
途中で目が覚めた時、シベリアの街明かりが、空気が澄んでいるのかよく見えて、星も月もくっきりと見えていたのが、とても印象的でした。
夜明け前のイスタンブールに到着
まだ暗い4時頃、イスタンブール空港に到着し、ツアーガイドのムスタファさんと、今回のツアー客10人中、同じ便で到着した4人と顔合わせしました。2人は単独参加のAさんとTさん、もう2人はハネムーンのカップルです。(Aさん・Tさんとは一番仲良くなって、旅行後もLINEグループを作って写真のやり取りをしています。)
ツアー中たっぷり乗ることになるミニバスでホテルへ。今回のツアーの宣伝に「1人2席確保」と書いてあった通り、隣の席に自分の荷物を置いてゆったり座れるのは快適でした。
ホテルの朝食までまだ時間があるので、我が家はさっそく付近の散歩に出かけると、すぐそばのモスクが、まだ暗い夜空に浮かび上がるように輝いていました。
機内食からあまり時間が経っていないけど、7時にホテルのビュフェで2度目の朝食をしっかり食べました。スープとサラダが美味しく、ヨーグルトやデザートが甘過ぎという味の傾向は、トルコ旅行中ずっと続きました。
歩いてイスタンブール旧市街を観光
今回のツアーでは、5ヶ所のユネスコ世界遺産を巡りますが、今日はその1つ目のイスタンブール歴史地域を観光します。
8時15分にホテルを出発し、まだあまりお店が開いていないグランドバザールを通って、最初の目的地のヌルオスマニエモスクまで歩いて行きました。
実は、イスタンブールで一番有名なブルーモスクは修復工事中のために入れないので、その代替として、穴場的なほとんど無名のモスクに入ることになったのです。
中の絨毯の上に座って、ガイドから、バロック様式なのがこのモスクの特徴であるとか、お祈りの仕方などの話を聞きました。男女それぞれのお祈りの動作の実演付きの説明はおもしろく、ガイド付きのツアーの良いところでした。
グランドバザール内のレートの良い両替所で100ドル分をトルコリラに両替しました。1ドル=4リラ、1リラ=27円です。パッケージツアーなので、お金を使うのは、食事の時の飲み物代と、休憩時のちょっとしたおやつや、何かお土産を買う時くらいです。
また歩いて、旧市街観光の中心となるブルーモスクやアヤソフィアの近くの地下宮殿へ。ここは、大好きなダン・ブラウンの小説『インフェルノ』の映画にも登場しますが、今は水が溜まっていないこと以外は、映画のシーンの通りの光景でした。
ボスポラス海峡クルーズ後にサバサンド
旧市街はどこも混雑しています。小学生の団体に埋め尽くされた歩道で、渋滞で遅れているミニバスを待って、ガラタ橋のふもとの船着場へ向かいました。
ヨーロッパとアジアを隔てるボスポラス海峡のクルーズは、オプショナルになっているツアーが多いですが、今回のツアーには最初から含まれていました。
1時間半のショートクルーズは、黒海に向かって海峡を半分くらい進んだ所にあるメフメット大橋をくぐった所でUターンしましたが、橋の手前左手にある巨大なルメリ要塞が、船が通過するに従って刻々と姿を変えていくのが印象的でした。
右舷へ左舷へと何度も場所を替えて写真を撮っていましたが、だんだん寒くなってきて、最後は船室内から景色を眺めながらガラタ橋の船着場に戻りました。ちなみに、イスタンブールの気温は、東京とほぼ同じです。
ガラタ橋を新市街に向かって3/4くらい渡った所のレストランで、昼食にご当地名物のサバサンドをいただきました。意外にあっさりした食べやすい味でしたが、トルコで食べる料理は、薄味のものが多かったです。(奥側のは、サバアレルギーのある妻だけ別メニューにしてもらったチキンサンドです。)
トプカプ宮殿は見どころたっぷり
バスでまた戻ってトプカプ宮殿に入りました。この日のイスタンブール市街観光の中で一番気に入った所です。
宮殿の庭園は、ヒヤシンスなどの花が咲き乱れていて、とてもきれいで良いかおりがしていました。
厨房、武器庫、時計、議事堂、謁見の間、一番奥の景色の良いバーダット・キョシュキュ(外側だけ)を短い自由時間に急ぎ足で見てまわりました。
今回のツアーで訪れた観光地の中で、一番もっと時間が欲しいと思ったのはトプカプ宮殿でした。
花が満開の街中を歩いてグランドバザールへ
宮殿を出て、城壁の一部しか残っていないローマの大競技場跡や、エジプトのカルナック神殿から持ってきたオベリスクを見ながら、また延々とグランドバザールまで歩きました。
4月の旅行なので期待していた通り、街の中は、チューリップやパンジーなどの花が満開で、とてもきれいです。
朝はまだ閉まっていたお店が多かったグランドバザールは、人で溢れかえっていました。
集合場所のお菓子屋でティーやトルコ菓子をいただいた後、短い自由時間の間に、美しい幾何学模様が描かれたタイルやお皿のお店を何軒かのぞきました。今回の旅行中に妻がお土産に買って帰る予定なので、その下見です。
オリエント急行の終着駅でトルコ料理の夕食
夕食のレストランまでは、バスだと渋滞で時間がかかるので、トラムに乗って移動しました。
何と、オリエントエクスプレスの終着駅の待合室を改装したレストランです。
ここで、今回のツアー客の残りの4人と合流しました。熟年カップル2組で、セントレアから北京・アブダビ経由でイスタンブールには昼過ぎに到着したそうです。
10人そろって、スープ、パイに続き、カルヌヤルクというナスに挽肉を詰めて焼いたトルコ料理をいただきました。甘過ぎで食べきれなかったデザート以外は、どれも美味しく、今回の旅行の夕食の中でも、特に印象に残りました。
日本からの長いフライトの直後に、丸一日、約2万歩の歩き中心の市街観光をこなし、疲れきってホテルへ戻り、ようやく休むことができました。充実した1日でした。