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2週間のアイスランド旅行の中で、一番良かった日を選ぶとすると、この4日目でした。
滝めぐり
セリャランズフォスの滝は、滝の裏側を歩いて通り抜けられるようになっています。水しぶきでびしょ濡れになるので、上下レインウェアに身を包み、360°全ての方向から滝を眺めました。午前中は日陰なので、滝に日が当たる午後は、もっと美しい滝が見られるんじゃないかと思いました。
そこから数分歩いたところに、もう1つ滝が隠れていました。レインウェアに加えて、長靴がないと近寄れません。岩の割れ目を抜けた先の方で、轟々と滝が落ちています。こんな滝は見たことがありません。
次のスコゥガフォスの滝には、さんさんと日が当たり、見事な虹ができていました。虹の真ん中に立って写真を撮ったり、滝の落ち口まで登って景色を眺めたり、色々と楽しめる滝でした。ここで滝を眺めながらピクニックのお昼にしました。
ディルホラウェイ
ここは、旅行前に立てた計画には入ってなかったのですが、アイスランドに来て集めた資料で良さそうだったので立ち寄りました。崖の上まで車で登り、そこから見渡せる景色が、とても素晴らしかったです。崖、遠くに氷河、緑の牧草地、火山灰の黒砂海岸が、一望に見渡せて、まるでアイスランドの縮図を見ているようでした。
崖の上の灯台を回り込むと、巨大な岩のアーチがあり、景色が本当に変化に富んでいて、ますます気に入りました。
これから行くレイニスファラの方を眺めると、ずっと黒砂の砂州が続いていますが、すぐ先の所で切れているので、歩いては行けません。
レイニスファラ
入江をぐるりと車で回って行った先が、奇岩と柱状節理と黒砂海岸のレイニスファラと呼ばれるところです。日本語のガイドブックを見た限りでは、こちらの方が有名な観光地のようでしたが、ディルホラウェイの方がずっと面白かったです。
オーロラ
その晩は、アイスランド最南端の街、ビークのユースホステルに泊まります。すっかり暗くなった21:45頃に、高台の墓地のそばまで車で行って、オーロラが出やすい北の空を眺めながら待ちました。北斗七星や北極星が、日本で見るよりもずっと高い所にあります。iPhoneにミニ三脚を付けて、車の屋根の上に置いて、「星撮りくん」というアプリで15秒露出で写真を撮って見ると、うっすらとオーロラらしきものが写っていました。
ユースからオーロラ目当ての泊まり客が続々とやって来ました。あいにく満月の夜でしたが、オーロラ観測は満月でも大丈夫とのことなので、それを信じて待ちます。
22時半を過ぎた頃から、肉眼でもはっきり分かるほどオーロラが広がってきました。どんどん強くなって、一番光っているところは、うっすらと色もついていました。
空の半分に広がったオーロラは、次々と形を変えて、カーテンのすそのような模様にもなりました。この日は、数十年ぶりの太陽の大フレアの影響が地球に届く日で、最強のオーロラが予測されていて、しかも快晴で、素晴らしいオーロラを見ることができ、とてもラッキーでした。
念願のオーロラが見られて最高の1日となったアイスランド4日目の行程です。約160kmのドライブでした。