東海道歩き11: (東田子の浦)→吉原宿→(富士川)

この記事は約3分でお読みいただけます。

今日は、ゴール予定の由比宿に車を停めて、電車で東田子の浦駅まで戻り、旧東海道の続きを歩きます。旧街道からは海が見えないので、海岸の方へ向かうと、良い感じで松林の中を遊歩道が延びていますが、まだ海は見えません。左手の防潮堤の上に登ると、ばーんと駿河湾が目の前に広がりました。

旧街道にはこだわらずに、並行する防潮堤の上の道を歩くことにしました。右手は松林、左手は駿河湾、前方遠くにこれから歩く東海道の先の由比や静岡がかすかに見えていて、頭上にはピーヒョロヒョロと鳴くトビが舞っています。日陰はないですが、海風が爽やかで、暑くはないです。ここは、旧東海道歩き全体の中でも印象に残る景色の1つになりそうです。

ずっと海岸を歩きたいですが、旧東海道は富士川を少し上流の方で渡るので、しばらく海岸を離れます。日本橋を発って京都に向かう場合、富士山は基本的に道の右側に見えているのですが、富士川の手前で内陸に向かっていく道が少し戻るような向きになるところがあり、そこでは珍しく道の左側に富士山が見えるということで、左富士神社があったり、碑が建っていたりの名勝となっていました。でも残念ながら富士山は雲の中で、つまらない写真ですみません。

吉原宿に入ると、江戸時代に創業の旅籠が、今も旅館として営業していました。清水次郎長や山岡鉄舟が常宿としていたそうです。お昼もここで食べてみたかったですが、お腹が空いてここまでもちませんでした。

まだか、まだかと思うくらい歩いて、ようやく富士川に出ました。昔は橋はなく、もう少し上流側に渡しがあったようです。左富士の所では隠れていた富士山が、ここでは雲から顔を出してくれました。

富士川を渡り、坂を登って、しばらく歩いた所に、江戸時代末期の姿を残す建物が公開されていました。旧東海道を歩き始めて、街道沿いでそれらしい建物に入れたのは、ここが初めてです。

さらに蒲原宿を経て由比宿まで歩く予定でしたが、暑さに体力を奪われて、富士川駅をゴールにしました。今週末は初めての泊りがけの東海道歩きなので、電車で由比宿まで行って、写真の宿で、由比名物の桜えび尽くしの料理をいただきました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Translate »