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たっぷり楽しんだ地獄温泉から阿蘇山へは、細い道が直接つながっていて、裏から阿蘇に入る感じですが、福岡や熊本側から阿蘇に入る表側のルートの何倍も良かったです。
まず、宿を出てすぐに源泉の地獄があり、別府の坊主地獄のように泥がぶくぶくと泡立っていたり、熱くて触れないくらいのお湯が噴き出していたり、あちこちの岩の隙間から湯気がモクモクと上がっていたりします。
少し登ると、うって変わって、広々とした牧場で牛がのんびりと草を食むのどかな景色で、スイスに来たようです。
そして、ミヤマキリシマでピンクに染まる山肌。天気は快晴、午前の早い時間で太陽からの斜光が山襞を際立たせるので、どちらを向いても絵葉書になるような景色です。ここまでが裏ルートでした。
阿蘇の火口周辺は火山活動が活発なため立ち入り禁止になっていました。草千里から火口を眺めると、もくもくと煙が上がっています。
阿蘇のシンボル的な米塚と、奥には外輪山。外輪山に囲まれた大きなカルデラの中に街があり多くの人が住んでいますが、火山の中に人が住んでいることに驚愕する外国の人も少なくないそうです。
仙酔峡は、ちょうどミヤマキリシマの見頃でした。
近くの丘に登る遊歩道をぐるりと一周すると、ミヤマキリシマが咲き誇る景色を満喫できました。
阿蘇にはもう何度も来たことがありますが、ミヤマキリシマの見頃の時に近くでじっくり見ることができたのは今回が初めてでした。