この記事は約3分でお読みいただけます。
8:45、北極に向けてキャンプ場を出航する小ツバメを見送ります。ハンカチを振るのではなく、デジカメを構えるのが現代風(^^;。
続いてカヤック隊も出航し、小ツバメに伴漕しますが、北極に向かうには向かい風っぽく、風も弱くて、リオ沖でウロウロしているうちに、通りがかりのマーゴレッタ号から航路のどちらかに避けてくださいと言われちゃいました。
今日の風では小ツバメはとても北極には到達できないだろうなと、心の中でほぼ皆思いつつ、小ツバメの健闘を祈ってバイバイして、カヤック隊は未踏査の南極探検に向かうことにしました。
西の岸沿いには白くて大きな氷山が浮かんでいます。そこから岸沿いにちょっと北上して岬を回り込むと、未踏査の南氷洋です。
カヤックは初めてのもものきさん+Sunriseさん艇も、すぐにパドリングに慣れて、岸沿いの木立の影の中を、時に枝の下をくぐりながら南下します。
前方に島。まずは左(東)側の狭い方の海峡が抜けられるかどうかを探検します。
ラグーンっぽい良い感じのところまで行けたのですが、水が無くなって行き止まり。南東航路の実現ならず。
島に、もものき+Sunrise艇が初上陸し、ラグーン島と命名しました。
島の反対側を偵察できるところまで谷沿いに入って行くと、キノコを発見。(毒)キノコの谷と命名。もう少し水位が高ければ、島の西側には秘密の港風の入り江となりそうなところがありました。
艇に戻り、一旦北上して島を回って、島の西側を行けるところまで南下します。最後は小川が湖に注ぎ込んでいましたが、石がごろごろしていてカヤックでの遡行は不可能でした。
南極に上陸すると、寒さのための幻覚か、そこは砂漠のように暑く感じられ、蜃気楼まで見えるしまつ。ちょっと遠回りしたので3kmくらい歩いて昭和基地(道の駅)を目指します。
途中、小ツバメが見えないか、双眼鏡で探しますが、多島海の探検にでも行ったのか、姿が見えません。
Sunrise+もものき隊は途中からヒッチハイクで、残りは歩きで、ペンギンの群れでにぎわう昭和基地に到達。湖を眺めながら昼食にして、南極だからたっぷりあるアイスをいただきました。
帰りはイグルー+COOT隊もヒッチハイク。静かなドミノ+牛乳配達隊は探検家魂で昭和基地往復を歩き抜きました。凍傷になりかけているのか、皮膚が真っ赤になっている人もいます。水の上はさわやかだけど、まるで灼熱地獄のような氷の上を延々と歩くのはなかなか大変でした。
南極探検隊の航跡と足跡はこちらです。(緑が往路、赤が復路)
コメント
私たちちゃんとハンカチ振って小ツバメを見送りましたよ~!(^^)
次回は南極にも行ってみたいです。
おっと、正しい見送りもあったのですね。
南極はカヤックなら割とお手軽に行けますよ〜。
>寒さのための幻覚
おお、よくぞ皆さんご無事で生還されましたねぇ。
>毒キノコの谷
怪しげで素敵な命名です。
キノコついでに無粋な話で申し訳ないのですが、食用になるキノコであっても、北関東から東北の野生のキノコは、放射能濃度検査結果を待ってから食べた方が良いです(マツタケも含む)。野生のキノコは放射性セシウムを濃縮してしまうことが知られていますので・・・。
��野生のキノコは放射性セシウムを濃縮してしまう
おお、知りませんでした。毒キノコでなかったら食べちゃっていたかも(^^;
発見した谷の名前に、「毒」を付けるか付けないか、最後まで皆で悩んでいて決まらなかったのですが、「怪しげで素敵な命名」と言ってくださったので、「毒」付きの方を押したいと思います。