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海賊船征伐の故事を再現する西伊豆の「堂ヶ島火祭り」を見てきました。伊豆情報サイトによると、
奇岩や小島が点在し「伊豆の松島」ともいわれる堂ヶ島。岩の間は船隠しにも使われていたらしく、昔から海賊の拠点といわれ、地元の民を苦しめていた。ある夜、酒に酔いつぶれて船で寝ていた海賊たちに地元の若者たちが焼き討ちをかけ、火矢を使って退治したという。
堂ヶ島の夏を彩る花火大会は、この伝説を再現する「海賊船征伐」がメーン。打ち上げ花火、仕掛け花火が海を照らす中、火薬を仕掛けた海賊船が炎上、爆発する迫力満点の時代絵巻を展開する。
とのこと。おお、なんと魅力的!
開始1時間ちょっと前に行くと、残りわずかな無料駐車場のスペースに車を入れられたし、全体を俯瞰して眺められる道路際のベストポジションを確保できました。
入り江の真ん中に海賊船が浮かび、対岸の斜面には、打上げ花火がセットされている様子が見えます。花火師が、斜面を登ったり降りたり、忙しく準備しているところまで見えるのは、他の花火大会ではなないことではないでしょうか。
20時、まずは打上げ花火が始まりました。暗くなった向いの斜面を、たいまつを持った花火師が花火に火をつけ回っているようです。
突然、観光船が発着する桟橋上で火の手が上がりました。双眼鏡で見ると、何と、上半身裸で、降りかかる火の粉を浴びながら、火を吹き出す花火を手でかかえて持っているではありませんか。最後は、花火の筒の両側から爆発音を立てて火の玉が飛出しています。実に豪快です。
次に、燃える“たいまつ”を持った大勢の人が船に乗り込んで、海賊船に向かって動き出しました。
たいまつが、海賊船に投げ込まれ、船の上で燃え広がり始めました。
突然、燃える船からも花火が上がります。誰も乗っていないはずの燃え盛る船から、次々と花火が打ち上げられます。まるで、海賊船が、火を放たれながらも、大砲を打ち返して応戦しているようです。
船はますますスゴイことになっていき、ドッカーンと特大の花火が炸裂しました。
海賊船の爆発です。
ふと気付くと、海賊船の右手から、色とりどりの火の玉が、水の上を流れてきました。いったいどういう仕組みなんでしょう。ゆらゆらと、海賊船の方に向かって進んできます。時々、ポン、ポン、と火の玉がはじけています。
海賊船の方は、もはや花火を打上げることもなく、どんどん燃え崩れていきます。
夜空には、いろいろな趣向を凝らした花火の打上げが続いています。
打上げ場所に近いので、頭の上に降り注いで来るように見えます。
最後まで飽きさせない、最高に面白い花火大会でした。
堂ヶ島火祭りは、毎年7月24日に固定だそうで、今年はそれが日曜日にあたりラッキーでした。来年からしばらくは平日になってしまうので、首都圏から見に行くのはちょっと難しくなるかもしれません。今回は、いろいろと自粛ムードが漂う中で、豪快な花火大会を見れて良かったです。
最後に、海賊船炎上の動画をお楽しみください。
コメント
すっごーい!!
本当に燃えているんですか?
豪快ですねぇ。大迫力。
すみません、さきほどのコメントは私のです。
名前を入れ忘れました。
ナンシイの大きな焚火より何倍もメラメラと燃えていて、離れているのに、顔に熱気を感じるほどでした!