ヤマネコ号セイルトレーニング(フルセイル編)

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溜船長、アミヨットクラブの方々も乗船して、総勢14名となりました。今日はいつものように岸壁に接舷した状態からではなく、堤防に直角にブイに係留した状態からの出航です。船長の合図に応じて4つのもやい綱を順番にレッコして(放して)、エンジンで後進して堤防を離れます。

そこからは私が船長役をおおせつかり、号令をかけてメインスルから上げていきます。前回11月のセイルトレーニングの時は、風が強くてトップスル2枚は上げなかったのですが、今日は前回以上の風が吹いているけど、全ての帆を上げてフルセイルにしました。

P1122676常に30度くらいはヒールしていて、時々風下側のデッキを波が洗います。風速10m以上、波高も3mありますが、ヤマネコ号は安定して走っています。溜船長によると、これほどの強風でヤマネコ号を帆走させるのは今日が2回目とのことで、そういう経験ができてラッキーです。

P1122684前回乗った時からシップベルの位置が変わっていて、「転回用意!」の時に1回カーンと鳴らし、「転回!」の時に2回カンカンと鳴らして合図するのに使うそうです。今回はまだ慣れずにうまく使いこなせなかったけど、次はこれも使ってあざやかなタックを決めたいものです。

P1122683今回も何度かタックしましたが、失敗したのは一度だけでした。その時は、いつの間にか進路がかなり風下に落ちていて、クローズホールドではない状態から転回を始めたため、舵の抵抗でクローズホールドから風上に進路を向ける頃にはスピードが落ち過ぎていて、回りきれませんでした。失敗した後で溜船長から何が悪かったのかの解説をいただけるので、ここでもまたスキルアップできました。

一息ついて、皆で紅茶、コーヒー、ココアをいただきました。希望者はOさん差し入れのブランデー入りです。

風が強いのでトップスル2枚を降ろします。ここでもいくつか失敗しました。

  • シートを緩め過ぎてマストの上の方でからまってしまいました。
  • メイントップスルのエンドクリューが外れてしまいました。シャックルの付け方が甘かったのかもしれません。
  • アッパーステイスルを降ろした後、ハリヤードとエンドクリューをシートの下側でシャックルで繋いだため、ハリヤードとエンドクリューを引き上げると、シートが変な向きに付いていました。

お昼をいただく場所に向かうのに、強風下で初めてジャイブしました。これは、ジブシートを引き込むのに相当の力が要り、1人では力が足りず、その間ジブを盛大にバタバタとシバーさせてしまいました。解放する側のジブシートをいきなり全部緩めてしまわずに、引き込む側のジブシートに合わせて繰り出していくようにすると良いのかもしれません。

P1122690ヘッドスル3枚、フォアスル、メインスルと降ろして、浮き桟橋にもやって、午前中の豪快で充実したセーリングを終え、お昼の時間となりました。

(続く)

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