ヨルダン03: インディ・ジョーンズになってペトラ遺跡を発見し、ロバに乗って極める

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ヨルダン旅行の一番の目的地であるペトラ遺跡を1日かけて歩きました。

一番良かったのは、最初と最後、つまり、遺跡までのアプローチと、遺跡の最奥部でした。でも、真ん中はつまらないという意味ではなくて、メインの遺跡だけでも、中東の3P遺跡の他の2つ、パルミラとペルセポリスに匹敵する見応えがあります。

まるでインディ・ジョーンズな遺跡へのアプローチ

これが自然のなせる技とは思えないくらい、遺跡は実に巧妙に隠され、守られていました。

入り口は、すぐに行き止まりになりそうに見える狭い岩山の裂け目です。

両側に高さ数十〜百メートルもある岩壁の間の狭い渓谷の底の道が、延々と1km以上も続きます。

狭い渓谷の最後は、実に劇的で、差し込んできた朝日に上部を照らされたエル・ハズネ(宝物殿)が姿を現しました。自分がインディ・ジョーンズになって、冒険の末に隠された神殿を発見したような気分でした。

2000年くらい前に岩山の壁面を削りながら作られたものだそうで、1年を表す12本の円柱、1ヶ月を表す30の花、1週間を表す7つのグラスや、ワシ、アマゾネス、メデューサの首などなどが彫られています。

お利口なロバに乗って最奥最大の神殿に登る

劇的なアプローチと甲乙つけがたいくらい良かったのが、遺跡の一番奥にある最大の神殿エド・ディル(修道院)に、ロバに乗って登ったことです。

丸一日、炎天下の広大な遺跡を歩いて、かなり疲れていましたが、一番奥にある最大の神殿までは800段もの階段を上る必要があるので、登りだけ1人4ディナール(700円)のロバに乗りました。

ロバにまともに乗ったのは初めてでしたが、馬に比べるとずっと小さな体なのに、実にパワフルで、階段をすたすたと登ってくれました。決して楽々ではなくて、息を切らして頑張ってくれてる感じです。ロバと言うと、まぬけなイメージがありましたが、これまでバカにしていてゴメンなさいと謝りたくなるくらい、ありがたく、偉いロバでした。

我が家はこの時以来、すっかりロバのファンになりました。

そして目の前に現れたのが、高さ45m、幅50mもあるペトラ最大の神殿エド・ディル(修道院)です。

ちょっと離れて全体を見渡すと、岩山を削って造られた様子がよく分かりました。

ペトラ遺跡の“見どころ”をめぐる

最初のエル・ハズネ(宝物殿)と最後のエド・ディル(修道院)の間には、広大な遺跡が広がり、その中に散在する実にバラエティに富んだ“見どころ”をスライドショーで紹介します。

  • ファサード通り

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