第2回 「日本のノーフォーク」:ヨット編

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2日目は小燕号、シーマーチン、シーホッパーの3艇のヨットに代わる代わる乗って、ヨット三昧です。ブレイドン湖を帆走しながら、前にもヨット、後ろにもヨット、しかもその全部にARC乗組員だけが乗っているのですよ! じーんと感激しました。

でもそれは午後の話。そこまでなるには、実に充実した午前中があったのでした・・・

Pict74495時45分、早起きしたJAFFYさんの「日の出だよー。」の声で飛び起きました。キャンプ場は、ちょっとした岬の先にあるので、日没も日の出も湖越しに見られる素晴らしいところです。昨晩は少し寒かったですが、起きた時はそれほどでもなく、空は晴れ渡り、適度な風も吹いていて、絶好のヨット日和。

湖畔に勢ぞろいした3艇のヨット。まずは、茶色のガフリグの帆が素敵なMinnowさん手作りの小燕号に初めて乗ってみました。チャプチャプと楽しそうな音をたててゆっくりと走ります。帆が小さいし幅広の艇体なので、タックやジャイブする時も安定しています。(イグルーさん、写真使わせていただきました。)

次に、シーホッパーよりは安定しているというシーマーチンに、ロジャのようにマストの前に座った航海士と一緒に乗ってみました。まだおっかなビックリで、あまりヒールさせずに無難にこじんまり走って戻りました。

シーマーチンとシーホッパーは、ツバメ号やアマゾン号と違って、スピードは出るけれども安定性には欠けるヨットです。皆もそろったところで、まずは沈(チン=転覆)した時に艇を起こして艇に乗り込むやり方を岸辺の浅いところで支援隊の方に教えていただきました。センターボードに乗って艇を起こすと同時に乗り込めれば一番良いのですが、まず艇を起こして、その後乗り込むやり方でようやく出来ました。でも練習したのはまだ足が届くところです。沖で沈したら同じように出来るのでしょうか?

シーマーチンに今度は1人で乗って、さっきよりもちょっとは大胆に帆走しようとしたら、さっそく沈しちゃいました(^^;。続けざまに2回も(^^;;。漁をしていた船が曳くロープにも引っ掛かってしまうし(^^;;;。2回目の沈起こしの時にはさすがに疲れてしまってなかなか起こせず、サンダルが脱げてしまったのを履きなおす間にしばし休んでから、ようやく起こして乗り込むことができました。

Img_2571私が沈したシーマーチンと格闘している間に、シーホッパーに1人で乗ったNPさんがやはり沈して格闘していたようです。戦友って感じです。その後、いーろらさんも沈して、びしょ濡れの「沈トリオ」の記念写真を撮りました。(イグルーさん、写真使わせていただきました。)

Pict7474次は真昼のふくろうさんが「絶対に1人にしないでくださいね」と念をおして、支援隊の方から帆走を習います。陸からは、絶対に1人にされちゃうだろうなあと思っていたのに、意外にもヨットのそばでちゃんと教えてくださっているようなので、ビックリしていました。でも、一通り教えた後は期待通りに、真昼のふくろうさんは、岸から走り去るヨットの上に1人取り残されました。後は自分で何とか帆走して戻ってくるしかありません。ウキウキ。

またまた期待通りに沈して、レスキューに向かった支援隊の方の援助で起こしたヨットに戻り、その後はちゃんと1人で帆走して岸に無事に戻って来ました。ぐーんとレベルアップした真昼のふくろうさんを加えた「沈カルテット」の記念写真をパチリ。

その後も果敢にこの2艇のヨットに挑戦したJAFFYさん、緑の煙突くんも沈して、陸からは拍手と歓声で祝福しました。どなたか「沈すると人生観が変わる」って言ってませんでしたっけ?

Pict7493小燕号のオーナーであるMinnowさん一家も到着し、お昼を総勢28人で食べて、午後も3艇のヨットに代わる代わる乗りました。

皆レベルアップしたのか、午後は残念ながら沈することもなく、茶、白、白の帆のヨットが湖の上を自由に駆け巡りました。

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コメント

  1. いーろら より:

    午後は、ホッパーやマーチンに乗っても「沈避け」に徹してしまいました。
    今から思うと、いや、あの日の午後には既に後悔し始めていましたが、もっといっぱい沈を楽しんでおけばよかった・・・
    日常では滅多にできることではありませんものね。(ただし、体力的に、起こしたあと乗り込めるか疑問な状態だったのも事実・・・)

  2. COOT より:

    ��今から思うと、いや、あの日の午後には既に後悔し始めていましたが、もっといっぱい沈を楽しんでおけばよかった・・・
    同感です!
    イグルーさんも実は沈したがっていて、午後、風が結構ある時に一緒にシーホッパーに乗って、ジャイブも何度かして沈のチャンスを作っていました。
    でも、本能的に沈を避けようとしてしまうので、結局イグルーさんの希望に添えないままになってしまい、私も後で無理やり沈すれば良かったなあと思っていました。

  3. KIKI より:

    「沈カルテット」・・・わはは素敵ですね。万歳!
    ��RCの方々が操るヨットが沢山の風景・・・想像しただけでウットリきちゃう風景ですね。次回は是非私も挑戦させていただきたいです。
    ところでロジャばりの食いしん坊な私は食べ物の写真をチェックしてしまい、「チップスアホイ!」がめちゃめちゃ気になってしまいました。市販品ですよね?

  4. COOT より:

    この秋は、カヌーとヨットで続けざまに沈して、沈の魅力にとりつかれてしまいました(笑)。来年はぜひ一緒に沈しましょう!
    「チップスアホイ!」は、数年前にアメリカで最初に見つけて狂喜して日本におみやげで買って帰って皆に見せびらかしたりプレゼントしたりしたのですが、その後、日本でもあちこちで見かけるようになり、最近ではこの辺りのスーパーでも売っているようですよ。

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