フロリダ家族旅行04: エプコット・センター(主にワールド・ショーケース)

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ディズニーからのクリスマス・プレゼント

大人は8時に起きた。ドアの外にお菓子の入ったクリスマス・ブーツが下がっていた。ママは期待していたそうだ。ミッキーのキャンディーがごっそり入っていて、子供達は大喜びだろう。

エプコット・センター攻略作戦の開始

今日はエプコット・センターに行って、夜10時のレーザー・ショーまで見たいので、子供はゆっくり寝かせておいて、9時半に起きた。部屋でパンの朝食。

出発してエプコットに行く途中に日本人がよく泊まるというディズニー直営のスワンとドルフィンのホテルのそばを通った。その屋根についている白鳥とイルカの像を見て、娘が「ガチョウとコイ」と言ったのが面白かった。それ以来、娘はわざと「ガチョウのホテル」と呼んでいた。

ゆっくりしていたので、エプコットには11時に入場した。8時には開いているのにもったいないけど、夜遅くまでいるので仕方がない。

最初にまず今日のイベントのスケジュール表を確保。午前中は混んでいるというフューチャー・ワールドは、もうこの時間だとどこも長蛇の列に違いない。先に奥のラグーンの回りのワールド・ショーケースに行って、ここを時計回りに回ることにした。

メキシコ館:息子が大道芸を披露する

最初にメキシコ館へ行った。ここは建物がマヤ文明の遺跡のようなピラミッド形をしている。中は全体的に暗くしてあって神秘的な雰囲気だ。ボートに待たずに乗って、メキシコの紹介、ディズニー・ランドの「It’s a Small World」みたいないろいろな人形が歌ったり踊ったりしている所、最後は打ち上げ花火が次々に上がっているように見える天井の下を通って出た。

おみやげ売場でメキシカンのバンドの演奏や、ガラス細工をバーナーの火を使って作っているおじさんがいた。

メキシコ館を出た所に売っているつばが巨大なメキシカン・ハットを息子が頭ごとすっぼりかぶって踊っておどけるのがかわいくて、売場のおばさんも通行人も皆笑って見ていた。

ノルウェー館:メールストロムに揺さぶられる

次にその隣のノルウェー館。北欧風の建物、特に昔風の小さな教会の建物がいい感じだ。

ここもまたボートに乗る「メールストロム」というアトラクションに乗った。こちらは前へ行ったり後ろへ戻ったり、突然スピードを出して小さなウォーター・シュートみたいに落ちていったりと、スリル感を出すようになっている。

中国館:本場の大道芸に子供達は大喜び

隣の中国館は360度の映画が売りだけど、子供達が映画はたいてい退屈するので、ここでは野外でちょうど始まったアクロバットのショーを見た。

演技する人は2人だけの小さなショーだけど子供達は大喜びだった。一番難しい所で2回失敗して3回目に成功した所では観客から大きな拍手が上がった。ああいうのは最初にわざと失敗してみせて、それだけとても難しいことが最後には出来たのだぞという演出はあるのだろうか。

ドイツ館:夜のお楽しみ

次のドイツ館は特にアトラクションは無いので、ドイツらしい建物の前の噴水で写真を撮ったり、一応おみやげ店をのぞいたりしただけ。ここはむしろ、夜のディナー・ショーを予約しているのでそれが楽しみだ。

イタリア館:観客集めに協力する

イタリア館もアトラクション無しなので、イタリア庭園ぽい庭を見ただけで、次のアメリカ館へ。アメリカ館は次のショーまでしばらく時間があるので、またイタリア館に戻ってもうすぐ始まる野外のコメディー・ショーを見ることにした。すると丁度ミッキー、ミニー、グーフィーがいて、子供達とー緒に写真を撮った。

コメディーはこれまた3人の小さなショーで、まずもっと観客を呼ぶために、既に集まった観客と一緒に大歓声、大拍手を演出して、さもとても面白しいことをやっているかのように見せる所から始まった。

観客の集まり具合に満足すると、今度はエキストラを3人観客の中から選んで、奇妙な帽子をかぶせてそれぞれ「プリンセス○○○」、「孤独な鶏飼いの農夫」、もう一人は忘れた、の役に配して、観客にも要所要所で台詞を大合唱させたり、演技者も観客も一緒になって楽しむショーだった。

大人はとても楽しめたけど、全部英語でさっぱり何が起きているか分からない子供達は退屈しきっていた。

アメリカ館:コメントは控えます(言っちゃってるけど)

またアメリカ館に戻ってとても大きなシアターでアメリカの歴史や偉大さを説明する映画中心のショーがあったけど、ほとんど内容を覚えていないくらいつまらないショーだった。子供達も退屈していた。ママは時差ボケもあって眠っていた。はっきり言って、アメリカ人が自己満足するためのショー以外の何物でもない。

昼食は、モロッコ、フランスより、イギリス料理(意外なチョイス?)

もう午後もだいぶ回っておなかが空いてきたので、お昼にすることにした。最初はモロッコ館でエギゾティックな食事をと思ったけど、どうもこれと言ったメニューが無くて、イスラム風の建物や通りの写真を撮っただけでパス。

結局、次のフランス館も通り過ぎて、懐かしい「フィッシュ&チップス」のメニューに釣られてイギリス館の「Rose & Crown Pub」というパブ・レストランに入った。人気のレストランなので、予約していない人は寒いけど外のテラスのテーブルだ。

ここでパパは当然フィッシュ&チップス、息子もそれの子供版。ママはStillton & Scotch Egg、これはコールド・フードなので寒そうだった。娘はコッテージ・パイ。それに飲み物は皆ミルクたっぷりのアール・グレイとパパはビール。

イギリス館:イギリス、イギリスした大道芸に笑う

食後はイギリス館の前でやっていたこれまた野外ショーを見た。

足長おじさんとおばさんが風船でいろいろな人形を作ったり、イギリス風の英語の話し方をアメリカ人に講義したり、面白かった。「How do you do」(はじめまして)の言い方を「ハウーァ・ドウーァ・ユーァ・ドゥーァ」と大袈裟に発音しながら観客の人それぞれが隣の人に言うようにいって、言われたら、「Mind your own business」(私のことはほっといてください)と答えなさい、といった調子だ。

ショーの間、出来た風船人形を子供達は一つももらえなかったけど、ショーが終わってから膨らませてない風船を1つずつもらえた。

パパはエプコットは前に出張で来た時にほとんど見ているので、今回はこういう小さなショーをなるベく見たいのだ。

ワールド・ショーケースからフューチャー・ワールドに戻る

ママと子供達は年明けにパパと分かれた後、もう一度エプコットに来て今日見れなかった所を見ることになっている。

と言っても、たくさんあるアトラクションのうち今日のうちにいくつか見ておかないと今度来た時に見切れないので、そろそろフューチャー・ワールドに戻ることにした。

最初にイギリス館から一番近くて是非今日見ておきたいアトラクションの1つの「イマジネーションへの旅 (Journey into Imagination)」に行くと、長蛇の列なので、とりあえずパス。「生きている海洋 (The Living Seas)」は並ばずに入れた。

生きている海洋 (The Living Seas):子供達の来世は魚?

エレベーターに乗って海底基地「シー・ベース・アルファ」に降りて行く。というか降りていっているように感じる演出がされたエレベーターなのだ。実際はどの程度動いているのだろう、もしかすると上下にはまったく移動していないのかもしれない。

エレベーターを降りると、中は水族館みたいなものだ。珍しい動物としては、よく人魚と間違われるというマナティというのが、水の中にプカプカ浮かんでいるまるごとのレタスを餌に食べていた。

子供達は巨大な水槽の中でのんびり泳いでいるたくさんの魚を眺めながら「魚に生まれたかったな」と言っていた。

エネルギーの世界 (Universe of Energy):恐竜に食べられずにすむ

次に「エネルギーの世界 (Universe of Energy)」に行った。ここは息子が大好きな恐竜が見れる所で、パパがやっばり子供達を是非連れてきたかった所だ。

大きな車の最前列に座れてラッキーだった。ティラノザウルス・レックス、ブラキオ・サウルス、ティラノドン(T-レックスに食べられそうになっていた、息子が一番好きな恐竜)、翼竜など実物大の恐竜のロボットがリアルに動いている。

「端っこに座っている人は時々恐竜に食べられてしまう」とからかうと、一番右に座っている息子は少し心配していた。

ドイツ館:ビア・ハウスの陽気な雰囲気の中、ディナー・ショーを楽しむ

そろそろディナー・ショーの時間だ。レストランに向かう前に実家に1回目のコレクトコールをした。もう暗くなって巨大クリスマス・ツリーのイルミネーションが締麗だ。

ドイツ館まで2階建バスで行きたかったけど、満員で乗れなかったのでそのバスと競争するように歩きながらドイツ館に戻った。

5〜10分前に受付に行って、ちょっと待ってからステージ際の最高のテーブルに案内された。テーブルが2つつながってもう1つ別のグループと1つの大きな長いテーブルに座っているような感じになる。これは本場ドイツのビア・ハウスの長い長いテーブルで知らない人も一緒に座ってそのうちに腕を組んで一緒に歌ったりする雰囲気を少し演出しているのだ。

パパはビールと前菜にサラダ、メインはソーセージやザウアー・クラウトも入ったサンプラー(主なドイツ料理が少しずついろいろ入っている)、ママは白ワインと前菜にスープ、メインはローステッド・ダック、子供達はホット・ドッグ中心の子供用メニューを注文した。

すぐにショーが始まった。まず賑やかなアコーディオンに合わせて民族衣装を着た人達が踊りながら観客(食事客)の間を通ってステージに出てきた。ひとしきり踊った後、乾杯もステージからのリードで儀式めいてやったり、隣のテーブルの人と腕を組んで音楽に合わせて体を右に左に揺らしたり。あっというまにドイツ・ビア・ハウスの陽気な雰囲気が盛り上がった。

次から次へとショーがあって食べる暇が無い。アルペン・ホルンの演奏があったり、マリンバの上に布を被せて一つ一つの鍵を見えないのに演奏したり、メイポール・ダンス、カウベルを使った演奏、子供達が前に出て他の子供達と手をつないで踊ったり、一緒にクリスマスの歌を歌ったり(また口だけパクパクしていたのだろう)、盛り沢山だった。「きよしこの夜」を合唱した後、子供達はクリスマス・クッキーを1枚ずつもらってきた。

ひとしきりショーが終わると、しばらく食べる方に集中した。もちろん食事の方もおいしかった。食事がそろそろ終わる頃、息子がまだバンケーキを食ベ終わっていないのにお皿を下げられてしまった。息子が「僕のパンケーキ、僕のパンケーキ」と言うので、まだお皿が近くに置いてあったからさっとそこまでパンケーキを取りに行かせた。

デザートに子供達はアイスクリーム。ママはストゥーレンというクリスマスに食べるドイツ特有のケーキ、たいていデザートを食べないパパはコーヒーだけ。

ママが頼んだ白ワインがとてもおいしかったので、ウェイトレスにワインの名前を紙に書いてもらった。モーゼル・ワインで「Schmit Sohne Kabinett, Bereich Bernkastel Kabinett」と書いてある。大満足してレストランを出て、ドイツ館のワイン・セラーで早速今のワインを一本おみやげに買った。

レストランを出る時テーブルにママがカメラを忘れてきたのをすぐに一緒のテーブルだった人が走って持って来てくれて感謝。あぶないところだった。

カナダ館:子供達に意外にも大受けだった360度映画

フューチャー・ワールドへは船で戻った。

まだ10時のレーザー・ショーまで時間があるので、カナダ館の360度映画「オー・カナダ」を見にいった。

映画なので子供達は退屈するかなと思っていたら、前も後ろも右も左も写っているのが面白くてクルクル回りながらカナダの大自然を見ていた。息子が終わって「僕チンこういう映画なら好き。あっちもこっちも全部見たくてしょうがない。」と言っていた。

最後まで息もつかせぬレーザー・ショー

カナダ館の前あたりにレーザー・ショーを見る場所を確保して、始まるまで30分位待った。

レーザー・ショー「IllumiNations」は、ラグーンの回りの各国の館を順番にイルミネイトしてその国の音楽に合わせてイルミネーションが踊るのから始まって、後半は花火と噴水と音楽とレーザーの共演、最後は花火の大判振舞い。

突然すぐ近くの足元からも花火が打ち上がったのには驚いた。最後まで息もつかせぬショーだった。終わった後もその場を立ち去りがたいような余韻がいつまでもあった。

イマジネーションへの旅:大人も楽しめる塗り絵

と言っても11時の閉園まであと30分、もう1つ見れると、お昼にすごい行列で諦めた「イマジネーションへの旅」に並ばずに入った。

フィグメントというトカゲの胴体にワニの鼻、牛の角、小さな翼を持つ赤ちゃんドラゴンの案内で乗り物に乗っていろいろと見ていった後、いろいろな仕掛けが用意されている部屋で遊ぶのが面白かった。

最初に壁の上の方に掛けてある絵に銃で色を塗るのを大人も子供もやった。どういう仕掛けで色が付くのか不思議だ。

床の上のいろいろな色の六角形を踏むとそれぞれ違った音が出る所は、子供達が文字通り飛び跳ねていた。

一番面白かったのが、まず自分の顔をテレビに写して、その上でいろいろなふざけた形の目、鼻、口、耳、髪等を福笑いのように並ベていくゲーム。大人も面白いけど子供達が本当に気に入って2回やった。

くたくたになってホテルへ

まだこれも他のゲームもやりたかったけど11時になって出るように言われたので出た。

11時15分にエプコットを後にして、カリビアンに戻った。子供達はバタバタと寝る支度をしたけどすぐには寝なくて12時に就寝。大人もそれから30分後には寝た。

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