この記事は約3分でお読みいただけます。
11時前に安良里に到着、12時前に出港、機走しながらお昼を食べました。波も無く弱い東風の中、メンスルだけ上げて、機帆走で伊豆の西海岸に沿って北上します。景色は霞んでいて残念ながら富士山は見えません。今日の目的地は、駿河湾のどん詰まりにある沼津市の重須(おもす)です。
ツバメ常連クルーのMさんが持ってきた新しいタックルでトローリングに挑戦です。前のツバメ合宿で使ったのは水中を潜行する板にルアーが付いているタイプですが、今回のは水面上を滑走する浮きにルアーが付いています。
トビウオも鳥も見かけない海でしたが、しばらくするとさっそくシイラがかかったようです。ところが、糸を手繰り寄せている間に逃げられてしまい、ルアーの一部がなくなっていて針には口の断片のようなものが付いていました。おっ、これは釣れそうだぞと期待が大いに高まりましたが、結局その後は釣果なしでした。
出港後2時間あまりで戸田湾の入り口を通過します。湾からは続々と10隻くらい漁船が出てきて、南に向かって行きました。その中で1隻だけ北に向かう真っ赤な小さな漁船が目立ちます。
出港後3時間で伊豆半島左肩の大瀬岬を回り、針路を北から東に転進し、さえぎる陸地がなくなった強い東風を真正面から受けるようになりました。
一番小さなストームジブを上げて、エンジンを停めて、クローズホールドでのセーリングとなりました。やっぱりヨットは帆走しなくっちゃ!
アップル・クランベリー・パイのおやつを食べ、他のクルーザーとすれ違い、段々と狭くなる湾の奥に向かって、最初は大きく、最後は小刻みに、合計6回のタック(転回)をして、セーリングを堪能しました。
16時半に重須に到着。ここはモーターボートは無く、ヨットだけのマリーナで、暗くなってからも艇の出入りがあり、なかなかの活気があります。O船長によると、共同のテンダーの使い方などもしっかりルールやマナーが守られているそうです。
浮き桟橋の上にテーブルとイスを並べて、ピースオブエイトさん差し入れのおいしい玉子焼き、クラッカー/パン&パテ、ナッツ、サラダ、ビール、カレーライス(辛口)の夕食をいただきました。
あっと言う間に暗くなり、えっまだ19時、えっまだ20時とか言いながらも、何かといろいろ話もはずみ、結局23時近くになって就寝となりました。
天気:曇
風向:東
風力:1→3