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トチェフ旧市街を歩いて観光し、とても珍しいものを見る
今日の航程は短めなので、朝はゆっくりして、トチェフの旧市街の見所を一通り歩いてまわりました。素敵な建物がいくつもあり、教会の内装も素晴らしかったですが、珍しいものとしては、難破船保存センターを見学しました。
展示物も珍しいのですが、もっと珍しい、生まれて初めて見るものがここにありました。
男子用小便器にわざわざフタが付けてあるものは、これまで訪れたどの国でも見たことがありません。
食料の買出しをして、公園でアイスを食べてから船に戻り、11時過ぎに出航しました。
ビスワ川を離れ、最後のロックを通過する
昨日は寒いくらいだったのに、今日は暑くなってTシャツ1枚になりました。
ビスワ川の両岸に立っている標識は、所々歯抜けになっているのか、見落としたのか、どうしても見つからないものもありましたが、順調に川を下りました。
そろそろグダニスク・ヘッド・ロックです。今回のクルーズで通過する最後のロックとなります。手前30分辺りで電話したのですが、手書きの電話番号の数字が読みにくくて、どうも間違い電話になってしまったようです。
ウーカスさんに電話して番号を確認しようとしたら、代わりにロックに電話しておいてくれることになりました。本当に親切な人で助かります。
ロックの入り口に着くと、まだ水門が開く途中だったので、少し待ってから進入しました。今回は船の中央と船首側の2ヶ所で船を壁に留めてみました。
ビスワ川からロックに入り、通過するまでの一部始終をタイムラプスで撮影してみました。
このロックは水位の変化があまりなく、ハシゴを上ることもないままでした。通行料は、目の前に紐に吊られた缶が降りてきたので、そこに入れました。
橋のたもとに停泊し、木造風車を見に行く
ロックから2kmほどの橋をくぐってすぐ左手の桟橋に船を着けました。今日はマリーナではなく、周りに何もないこの桟橋で1泊します。
午後はまだたっぷり時間があるので、近くの村に散歩に出かけました。Googleマップに「パン屋」と書かれた所を目指すと、どんどん田舎道になって、とてもお店がある感じがしません。結局、民家がポツンとあっただけなので、途中にあったスーパーまで戻って買出しをしました。
航路ガイドブックには、近くに木造風車があると書いてあったので、「風車はどこですか?」をポーランド語にGoogle翻訳したものを通りがかりの人に見せると、その人は昼間から酒瓶片手に酔っ払って歩いていたおじさんでした。
連れてってあげるからついて来いとの身振りで、しまったなあと思いながらもついて行くと、後はこの道をまっすぐ行けば良いという所まで親切に案内してくれました。
風車は朽ち果てていましたが、そこに立っていた看板をGoogle翻訳して読んでみると、なんと、これがバルト海沿岸で現存する最古の木造風車とのことです。結構見応えのある風車でした。
船のそばの橋まで戻り、橋を渡った川の対岸のもう一つの村を散歩すると、ドイツ人移住者が多いらしく、独特の家が並んで建っていました。
夕食は、コックピットにテーブルを出して、平和な河岸の景色を眺めながら、黒ソーセージのシチュー、スモークサーモンサラダ、ほうれん草のピエロギ、卵肉野菜のゼリー寄せ、キノコとミックス野菜のピクルス、それにいつものお気に入りの黒ビールをいただきました。