ツバメ合宿2日目: 松崎→安良里

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P9072194朝食は、6時過ぎに戻ってくるいつもの漁船から魚を少しおすそ分けしてもらうのを当てにしていたのですが、今日は不漁だったようで、船に乗っている人も一様に首を横に振りながら戻ってきて、あっと言う間に魚を降ろしていつもより小さな軽トラックに積んでさっと行ってしまいました。うー、魚が無い。呆然としながら、といだお米を炊くのは止めて、昨日の残りのパンで朝食です。

P9072199今日は松崎は「海のピカ市」というお祭りの日で、朝から港にどんどん出店が建って、大賑わいです。車を停めた場所もお祭り関係者専用になっているようで、ベックフット号を組み立てるのは止めにしました。ツバメが停泊している場所に建ったテントには、何と「ヨット体験乗船」という看板が立ち、10時から受付開始だそうです。他に停泊中のヨットはいないので、これでは誰が見てもツバメで体験航海をするみたいです。いっそ、成り行きでそうなったらそれはそれで面白いかも、後でご苦労さん会でタダでいっぱい飲み食いさせてもらえるかも、なんて勝手な妄想もしましたが、イベント用のヨットが港に入ってきたので、場所を明け渡すのにバタバタと出航しました。

まずは機走のまま、さっそくトローリングを流して、たくさんの漁船が集まっている松崎沖の海域を通り、堂ヶ島の荒々しい海岸に接近します。今日は波も風もおだやかなので、ひっきりなしに観光船が天窓洞の洞窟に入っては出て行きます。一度に複数の観光船が洞窟に入っていって、数分後に入った順番に出てくるので、中は相当広いようです。ここはいつかぜひ、早朝のまだ観光船がやって来る前にベックフット号で探検してみたい所です。

P9072218無料体験航海用のヨットが松崎港から出てきたので、近寄ってみることにしました。こちらもセールを上げて、競争を挑みます。ツバメは元々レーシング向けなので、トローリングを2本流していてもあちらより速いです。あっちがタックしたらこっちもタックして、しばらく松崎沖を行ったり来たりします。最後に一番接近した時に手を振ったら、体験航海のお客さんも手を振ってくれて、その中で1人だけ「あっちに行け」という感じに手を振っているスキッパーがいました。実はO船長の顔なじみの方です。

P9072222さて、まだ時間はたっぷりあります。一度安良里の方に戻りかけたけど、岩地でスノーケリングをしたくなってまたUターン。岩地では、カヤックツァーの一団が既にお昼を食べて泳いでいるようです。アンカリングするために、トローリングを引き上げて、ジェノア(大きなジブ=前帆)を降ろして、メンスルを降ろそうとハリヤードのストッパーをはずそうとした時に、ポキリ。あっ、レバーが折れてしまいました(^^;。とにかくメンスルは降ろして、スノーケリングは止めて、機走のまま安良里に戻ることになりました。

P9072225またトローリングを流して、お昼代わりにコーヒーゼリーとクッキーを食べて、まったりとした機走で安良里に帰港しました。壊れた部品を取り替えるために、シートストッパーの本体をデッキから取り外そうとしますが、ネジをはずしても、ハンマーで叩いても、ナイフでこじあけようとしても、ウィンチで引っ張ってもびくともしません。どうもネジだけではなく、強力な接着剤を使ってデッキに貼り付けてあるようです。今日のところは取り外すのをあきらめます。

P9072227下船して車に乗ると、海の上ではずっと晴れていた天気も予報通りに雨が降り出しました。また温泉はホテル天坊へ。今日はなんと豪華な露天風呂を貸切状態でした。夕食はまた沼津港へ。丸天は行列していたので、去年最初の頃良く行った「せきの」というお店(は閉まっていた)の隣の初めてのお店に閉店間際に入ってみました。かさごの煮付け定食がとてもお値打ち価格であったのですが、それはもう売り切れとのこと。私は太刀魚の塩焼き定食にしたら、とーってもおいしかったです。ここは全体的に安くて量も程ほどで、いい感じの店でした。これから何度か来ることになるかもしれません。

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