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アラビアのロレンスのように、砂漠からアカバに向かう
砂漠の真っ只中で朝を迎え、付近を散歩したり、朝食をいただいたり、のんびりとキャンプで過ごしました。
9時頃、また4WDに乗って、暑くなる前にワディ・ラムのビジターセンターに戻り、昨日のリッチなガイドに、1人30ディナール(5300円)のツアー代を支払いました。
今日は北の首都アンマンに戻る予定です。ロンプラ(ガイドブック)には、アンマン行きのバスを近くのハイウェイ上で停めて乗れるように書いてあったのですが、聞くとそれは確実ではないようです。
遠回りで高くなるけど、タクシー(10ディナール、1760円)で一度南のアカバの街に出て、そこからアンマン行きのバスに乗ることにしました。
砂漠からアカバに向かうなんて、映画『アラビアのロレンス』の一番の見どころである、ロレンスがアラブ軍を率いてオスマントルコ軍の拠点であったアカバを砂漠側から奇襲したシーンを思い出します。
この旅行で一番楽しかったワディ・ラムともお別れです。ちなみに、ビジターセンターからも見えるこの奇岩は、ロレンスの著書名と同じ「7つの知恵の柱」と呼ばれています。
アカバで紅海にタッチして、アンマンに向かう
予定になかったアカバですが、せっかくなのでアカバ要塞など少し観光しました。
ついでに海辺(紅海)まで行って、地元の人が泳いでいる所で、裸足になって少しだけ入ってみました。港が近いのに水はきれいです。
ランチを済ませ、バス(1人5.5ディナール、970円)でデザート・ハイウェイを通ってアンマンに向かいました。
アンマン市街を観光し、スークでお土産などを買う
夕方、首都アンマンに到着し、街の中心にあるパレス・ホテルにチェックインした後、市街観光をしました。
まずは、ホテルのすぐ近くのアル・フセイニ・モスクに行き、中もちょっとのぞかせてもらいました。
モスクの周りは、ごちゃごちゃした賑やかな街で、スーク(市場)を歩きながらの買い物も楽しいです。
日本に持って帰るおみやげと、こちらにいる間に食べるものとあわせて、アプリコット、瓶に入った砂絵、スパイス、ローズウォーター、グレープフルーツみたいな果物、ビワ、アクセサリー、マグ、コースター、石鹸、マンゴージュース、ドライフルーツを買いました。
スークの喧騒の横に、ひっそりとニンファエウム(妖精ニンフの聖なる噴水)がありました。石のアーチは、かつてのハンマーム(公衆浴場)の天井です。
次に、2世紀に造られたローマ劇場を見ました。ヨルダン最大規模で6千人収容できるそうです。
最後に、丘の上に立つアブー・ダルウィッシュ・モスクを見に行きました。異教徒は中に入れませんでしたが、白黒のコントラストがとてもおもしろい建物でした。
明るいうちにアンマン市街の見どころをほとんど回れて、残すはキング・アブドゥッラー・モスクとアンマン城のみとなりました。