この記事は約4分でお読みいただけます。
ヨーロッパの河川や運河ではよくある閘門(こうもん、英語ではロック)は、水位の異なる河川や運河、水路の間で船を上下させるための装置(ウィキペディア)です。『海へ出るつもりじゃなかった』の22章「外国の港で」の冒頭でも、鬼号が、水先案内人の指示で水門のある運河を通過して、フラッシングの内港に入っていきます。ロックを操作して水門運河を通過するのにずっと憧れていたのですが、何とそれを日本で体験してしまおうというのが今回のイベントです。
場所は、日本のノーフォーク(NFJ)、茨城県の水郷地帯です。霞ヶ浦の南東端から流れ出している常陸利根川を出発し、約8kmほどある横利根川を通り、利根川に抜けるコースの最後には、本場ヨーロッパにも負けない風格のあるロック「横利根閘門」があります。
ここに9時半に集合し、一部の車を残してカヌーも人も出発点まで移動。出発前にお頭からカヌーのレクチャーを受けます。
準備が整った総勢13名が、カナディアンカヌー5艇とカヤック2艇に以下のように分乗して10:50に出発しました。
- お頭+四本モミ2世(仮称)
- 支援隊のTさん+Minnowさん
- 海洋大のミーブさん(シングルカヤック)
- ビール艦長+HEARTYさん
- アスリートさん+お子さん達
- どりすけさん+真昼のふくろうさん
- COOT+erica航海士(フォールディングカヤック)
常陸利根川の岸辺にはアシが茂っていて、オオバン(coot)もたくさんいます。(横利根川に入った後は、一羽も見かけませんでした。)
横利根川への入り口のロックは、開き放しで、大きな船も入って行きます。そこへ我々も進入。いよいよカヌーツーリングの始まりです。
天気予報ではずっと「時々雨」だったのが、直前に好転し、風もなく、暖かく、晴れて、とっても気持ち良いカヌー日和になりました。今回も晴れ男・晴れ女のパワー絶大です。(自分がそうだと思っている人が複数いそうでしたが)
若い男女がたくさん乗っていてにぎやかそうなマーゴレッタ号とすれ違う時には、拡声器でエールもいただきました。
川岸を艦隊と一緒に歩く支援隊のCさん。車で先回りして昼食に良い場所などを探したり、いろいろとサポートしてくださいました。ありがとうございました!
枝水路への小さな水門が所々にあり、中をのぞいて探検してみたくなる誘惑を抑えます。
最初の橋をくぐって数分で、お昼の休憩場所です。出発して1時間ちょっと漕いだだけなのに、もう全行程の約半分を来ました。風が無かったおかげが大きいと思いますが、第1回のカヌーイベントと距離的には大差ないのに、今回はとっても楽です。カヌー初心者や体力に自信が無かった方も含め、皆、余裕で、もっと漕ぎたそうな様子でした。
カヌーをロープでつないで岸に着け、のんびりと歓談しながらお昼にしました。ARCイベント初参加で、現役高校山岳部のモミ君の山の話、山岳部の試合の話などが楽しかったです。