カタコロン寄港:古代オリンピア遺跡で聖火の採火場を見る

この記事は約3分で読めます。

カタコロン入港

ノルウェージャン・エピックは、エーゲ海のサントリーニ島、ピレウス、ミコノス島に寄港した後、ペロポネソス半島の南側を回り込んで、イオニア海に面するギリシャ最後の寄港地、カタコロンに向かいました。

きれいな朝焼け空の下に街明かりが見えていて、まもなくカタコロンに入港です。

接岸後にカーニバル・ミラクル(8.5万トン)も入港してきました。

昨日のミコノス島では4隻ものクルーズ船が同時に寄港しましたが、ここでは2隻だけです。

古代オリンピア遺跡

カタコロン港から古代オリンピア遺跡をバスで往復するだけのツアーをViatorという現地ツアー予約サイトで数日前に予約したのですが、北欧クルーズでもViatorでいくつか現地ツアーを利用した際のリワードポイントが貯まっていたので、今回のツアー料金は無料になりました。

バスに40分ほど乗って世界遺産の古代オリンピア遺跡に着き、最初にいくつか説明があった後は、帰りのバスの集合時刻まで3時間ほど自由で、ガイド付きツアーが苦手な我が家にはピッタリです。

遺跡の中を『地球の歩き方』に載っていた順路通りに歩いてひと巡りしましたが、後で博物館で見た遺跡の復元ジオラマ上でそのルートをたどると、右下の出入り口から入って右奥の複雑なところを反時計回りに見て回り、左の方のスタジアムを見てから、また右下の出入り口に戻ることになります。

出入り口を入ったところから、長くのびる東柱廊をまっすぐ進んで行くと・・・

左手にフィリペイオンという円形の建物の遺跡が現れました。それぞれの見どころには説明板があるので分かりやすいです。

ゼウス神殿は、残っている部分が少な過ぎて、元の姿を想像するのは難しかったです。

印象的だったのは、写真の入場門を抜けたところで・・・

突然目の前に大きく広がったスタジアムです。古代オリンピック競技が行われていた場所ですが、今でもそのまま競技場として使えそうだし、周りには広大な観客スペースもありました。

最後に一番楽しみにしていたヘラ神殿を見ました。

近代オリンピックの聖火は、毎回ここで採火された後、大勢の聖火ランナーがリレーしながらオリンピック会場に運ばれるのですが、その大元の場所を見ることができました。

博物館めぐり

遺跡を丁寧に見過ぎて時間が押してきたので、オリンピア考古学博物館は、かなり急いで見ました。

一番印象的だったのは、ゼウス神殿の屋根の三角破風に収まるように作られた群像彫刻です。全体として三角形になるように、中央部分の像は立っていますが、両端に向かうにつれて像はしゃがんだり寝そべってしています。

次に古代オリンピック競技博物館を駆け足で見ましたが、ここは期待したほどではありませんでした。

集合場所に少し早めに戻るとまだバスが来ていなかったので、歩き疲れた妻はそこに残り、1人でオリンピアの街のメインストリートを少しだけ歩いてみました。

美味しそうなお店がたくさんあったので、もっと時間があれば、ここでランチにするのも良さそうでした。

海辺のカフェ

バスでカタコロンに戻り、まだ時間があったので、無料WiFiがある海辺のカフェで一休みしながら、いろいろと溜まっていたことを片づけて、16時の門限の15分前くらいに帰船しました。

今日が今回の旅行で一番暑かったですが、日陰に入ると暑さをしのげるので、東京の酷暑よりずっとマシでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました