動かぬサボテン達

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朝早く誰もいない静かなサワロ国立公園を歩きました。ここはアリゾナ州ツーソンの郊外。ソノラ砂漠の乾いた土地に、10mを越す巨大なサボテン達がニョキニョキと立っています。

1人1人個性的なポーズで佇んでいます。ちょっと恥ずかしげな若者、堂々とした壮年、痛々しげな老人。とても人間的で、後ろを向いている間に実は動いているんじゃないかという気がするくらいです。

ちょうど今頃がサボテンの開花時期で、頭のてっぺんに花飾りを付けたサワロサボテンが見られてラッキーでした。

家族連れで大賑わいの砂漠博物館(実際は動植物園)に寄って、ハチドリのケージの中に入りました。目の前でブンブン飛び回って、ホバリングしながら蜜を吸ったり、巣の幼鳥に給餌する様子を見ることができました。

西部劇の映画撮影のためのセットがあるオールド・ツーソン・スタジオで、ガンファイトのショー(イマイチ)や、投げ縄のパフォーマンス(素晴らしい)を見て、ちょっと遅めのお昼にしました。
「大草原の小さな家」も多くがここで撮影されていたそうですが、そのセットは火事で燃えて今は残念ながら無いそうです。

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