東京国際クルーズターミナルで6/27〜28の土日に開催される東京みなと祭は、台風接近による荒天のため土曜日は中止になったので、日曜日に見に行きました。
浚渫船「海竜」
この日は、東京港内の海底に堆積した土砂を取り除く浚渫(しゅんせつ)船が珍しく一般公開されました。10時開場でしたが11時ちょっと前に着くと、雨模様の天気なのに長い乗船待ち行列ができていました。

海底を引き摺りながら土砂を吸い込む赤いドラグアームが、海中を力強く泳ぐ竜のイメージということで「海竜」と命名されたそうです。

ドラグアームは、大中小3本のパイプからなっていますが、それぞれの役割を質問したところ、一番太いパイプで土砂を吸い上げ、中くらいのパイプは土砂と一緒に吸い込んだ海水をアームの先に戻して排出し、細いパイプはジェット水流を噴き出して海底を掘るそうです。
20分ほど待って乗船の順番が来ました。見学できるのはブリッジだけでしたが、どの船でも一番見たい場所です。

ブリッジの窓から前方を見ると、ドラグアームで吸い上げた土砂を貯める泥倉を上から覗けました。ここがいっぱいになると、処分場まで運搬して、船底を開いて投下するそうです。

吸い上げた土砂が泥倉に貯まるにつれて船の吃水が下がるだろうから、その分ドラグアームの深さを調節するのか尋ねると、その時の潮位も含めて自動的に調整がなされるとのことでした。
ブリッジにあったこのモニターが、浚渫作業中の潮位、水深、喫水の状況に応じてドラグアームを調整するのに使われるのかと思います。

その横にあったモニターは、泥倉に貯まった土砂の量などの状況を示しているようです。

浚渫船ならではのおもしろいものが見れて予想以上に楽しめました。
船員が寝泊まりできる船室はあるのか聞くと「一応ある」という答えでしたが、ヨット乗りの友人が後で調べてくれたところによると、海竜の航行区域は平水区域限定なので救命艇は搭載されてないようでした。

護衛艦「むらさめ」
次に、もっと長い乗船待ち行列に並んで護衛艦「むらさめ」を見学しました。

最初に船首甲板に行き、62口径76mm速射砲(毎分100発)を見ました。

そのすぐ後ろには、対潜ロケット(ASROC)を射ち出す垂直発射装置が16門ありました。

その後ろ側を見上げると高性能20mm機関砲(PHALANX)がありました。なんと毎分4500発のスピードで射てるそうですが、1つの弾倉に入っている弾は約1500発なので、撃ちっぱなしだと20秒で弾切れになってしまいます。

船尾に向かって行く途中、3連装短魚雷発射管がありました。台座が回転するので、発射する時には海の方に向けます。

艦対鑑ミサイル(HARPOON)を射ち出すキャニスター型ミサイル発射装置は、分かりやすい形です。

この説明版は位置がずれていたので分からなかったのですが、右側の大きな箱の中に対空戦闘用の垂直発射装置が入っていました。

船尾甲板はヘリコプターが発着するので広々していました。

格納庫に今日は残念ながらヘリはいませんでした。

ヘリの発着時の管制室が右舷側にありました。

艦内には入れませんでしたが、外デッキを船首から船尾まで歩くだけでもたくさんの装備を見れておもしろかったです。
雨降りランチ
とっくにお腹は空いていたので、キッチンカーで買ったタコスとタコライスを雨に降られながら外テーブルで食べてランチを済ませました。味はとても美味しかったです。

クルーズターミナルのビル内でも東京みなと祭の展示やイベントをしているので、館内を一通り見てまわることにしました。
憧れの船に再会
いくつかのクルーズ船の模型が展示してあったのは、みなと祭の出し物と言うより前からあった物かもしれませんが、その中でとても懐かしい客船に出会えました。
P&Oクルーズのオリアナ号です。航海速力27.5ノットで、退役するまでP&Oで最速だった客船ですが、私が将来は外国航路の船長になりたいと夢見る船好きの小学生だった頃に、一番好きで憧れていた船がオリアナ号だったのです。

オリアナ号は、退役後に一時は別府で博物館として係留されていたこともありますが、もう20年以上も前に解体されてしまいました。
手旗信号
館内の特設ステージでは一日中色々な出し物をやっていましたが、13時からの日本海洋少年団による手旗信号のデモを観ました。

皆ピシッと揃って格好良かったです。
船から船見学
最後に最上階の展望デッキに出て、もう一度、浚渫船「海竜」と・・・

護衛艦「むらさめ」を改めて眺めていると・・・

黄色い水上タクシーがその2隻のすぐ近くを通り過ぎて行きました。おそらく船上からこの2隻の見学をしていたのでしょう。

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